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ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第2章
戦闘校舎のフェニックス
第48話 絶賛決戦中です!
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った。
「………すみません……」
「ッ!?小猫ちゃん!!」
「………もっと……部長のお役に……」
「大丈夫だ!!アーシアがこんな傷、直ぐ回復して…ッ!?小猫ちゃん!!小猫ちゃんッ!!!!」
俺の呼び掛けも虚しく、小猫ちゃんは光の粒子となって消えてしまった。
『リアス様の戦車(ルーク)一名、リタイヤ』
グレイフィアさんの無情なアナウンスが聞こえてきた。
「……アア……ア、アア……」
俺は目の前の情況に声が出なかった。


『…ッ……!?』
千秋、鶇、燕の三人は目の前の光景に言葉を失っていた。
部長の作戦が見事に決まり、敵の兵士(ポーン)三名と戦車(ルーク)一名を撃破した。
「…重要拠点をあえて捨てる事により、敵を撃破したリアスの戦術は見事な物でした。ですが…」
「…ライザーの方が一歩先を行っていた…」
だが、その直後に塔城が撃ち取られた。
作戦が成功し、気が緩んだ隙を突かれたのだ。
つまり、囮のイッセー達の方が逆に誘き寄せられた訳だ。
損害率はライザー側が四人対して、部長側は一人だが、人数が少ない部長側の方が圧倒的に損害は大きい。
(気張れよイッセー)
俺は親友へ、密かにエールを送っていた。


「クッソォ、よくも小猫ちゃんをッ!!降りて来やがれぇぇッ!!!!俺が相手だッ!!」
『…落ち着きなさいイッセー。戦闘不能になった者はしかるべき場所に転送されて、治療を施されるわ。小猫は死んだ訳じゃないの……冷静になりなさい!!』
「でもッ!!」
「諦めなさい坊や。いくら足掻いても私達には勝てないわよ」
「ッ!?」
「あらあら」
「あ、朱乃さん!!」
相手の女王(クイーン)に食って掛かりそうになった俺の目の前に朱乃さんが降り立った。
「イッセー君、ここは私に任せて、先をお急ぎなさい。うふ、心配には及びませんわ。私が全身全霊を持って、小猫ちゃんの仇を討ちますもの」
「分かりました、朱乃さん!!」
俺はその場を朱乃さんに任せて、走り出した。
直後、背後で爆発音が鳴り響いた。


『ライザー様の兵士(ポーン)三名、リタイヤ』
グランド付近まで来たところでグレイフィアさんのアナウンスが聞こえた。
「三人!!…て、うわぁ!?」
いきなり誰かに引っ張られた。
「やあ」
引っ張った犯人は木場だった。
「お前かよ!!あ、今の三人って…」
「朱乃さんの結界のおかげで大分楽出来たよ」
俺達は体育用具を入れる小屋の中に身を隠した。
「…木場、すまない…小猫ちゃんが…」
「…聞いたよ…あまり表に出さない子だけど、今日は張り切っていたよ…無念だったろうね…」
俺は木場の前に拳を出して言った。
「勝とうぜ、絶対!!」
「ふ、もちろんだよ!!」
そう言って、俺の拳に自分の拳を当てた。
『祐斗、
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