第2章
戦闘校舎のフェニックス
第48話 絶賛決戦中です!
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戦車(ルーク)を倒していた。
その後、二人は部長の指示により、体育館を後にしようとする。
『ッ!?逃げる気、まだ勝負は着いていないわ!!』
『重要拠点を捨てるつもりか!!』
相手は二人の行動に驚愕していた。
当然だろう、体育館はセンター、つまり相手が言うように重要拠点な訳だが、二人は情況が有利とは言え、決着が着いていないにも関わらず、体育館から退いた。
一見、二人が重要拠点を捨てたように見えるが…。
『ドゴォォォオオォォォン』
二人が体育館から離れた瞬間、体育館が雷撃によって跡形も無く消し飛んだ。
「撃破(テイク)」
『ライザー様の兵士(ポーン)三名、戦車(ルーク)一名、戦闘不能』
体育館が朱乃さんの一撃で消し飛んだ後、グレイフィアさんのアナウンスが聞こえてきた。
俺達が囮になり、体育館に敵を集めて、重要拠点の体育館ごと敵を撃破する部長の作戦は見事に成功した。
「……にしても、スッゲェ…」
体育館が跡形も無く消し飛んでいた。
「……朱乃さんの通り名は雷の巫女。その名前と力は知る人ぞ知る存在だそうです」
「……雷の巫女か…あんなのでお仕置きされたら確実に死ぬな…」
小猫ちゃん共々 、絶対に怒らせないようにしよう。
なんて思っていると、部長から通信が入った。
『まだ相手の方が数は上よ。朱乃が二撃目を放てるようになるまで、時間を要するわ。朱乃の魔力が回復しだい、私達も前に出るから、それまで各自、次の作戦に向けて行動を開始して』
次の作戦は陸上競技のグランド付近で木場と合流し、その場の敵を殲滅する事であった。
「……にしても、木場の奴、大丈夫かな?ま、アイツの事だから、爽やかな顔をしてちゃんとやってるんだろうけど…小猫ちゃん、俺達も行こうぜ」
そう言って、手を触れようとしたら、避けられた。
「………触れないでください……」
どうやら、洋服崩壊(ドレス・ブレイク)を警戒しているようだ。
「だ、大丈夫だよ。味方に使う訳無いだろ……」
「……それでも最低な技です」
どうやら、本格的に嫌われたような…無理も無いか。
「あ、待ってよ小猫ちゃん!!」
俺を置いて行ってしまう小猫ちゃんを急いで追いかけた。
ドガァァァン。
「ウアァァァ!!!!」
いきなり目の前で爆発が起き、俺は爆風で吹っ飛ばされてしまった。
「……グゥウ…ッ!?小猫ちゃん!!」
小猫ちゃんが居たところを見ると、爆発によってボロボロになった小猫ちゃんが居た。
俺は急いで小猫ちゃんに駆け寄った。
「フフフ、撃破(テイク)」
「!?」
声がした方を見ると、部室でライザーとキスをしていた女が居た。
「クッソォ!!ライザーの女王(クイーン)かッ!!!!」
「ふふふ」
俺は相手を睨み付けるがライザーの女王(クイーン)は不敵に笑うだけであ
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