暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
動き出す使者 〜後編〜
[1/14]
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
†††Sideはやて†††
スカリエッティの主力が向かうと思われるヘリと地下の両方に、こちらの主力を向かわせるってゆう最大の手を打った。ならあとは私の仕事をするだけや。クロノ君からの限定解除によって120分の間だけ、3ランク――Sランクまでの魔力出力が戻った。ガジェットを殲滅するのには余裕すぎる時間と魔力量や。
「よしっ、久しぶりの遠距離広域魔法や・・・気合い一発、行くよっ!」
気合は十分。私の言うなれば
相棒
(
デバイス
)
であるリインとは別行動やから、精密射撃・長距離砲撃は出来へんから、ロングアーチにサポートしてもらうことになる。シャーリーから『全サポートシステムの準備完了しました、八神部隊長。いつでも行けますっ』と報告を受ける。
「おおきにな。簡単な処理なら独りでも十分やけど、こうゆう細かいんはリインが居らんと苦手でな」
『その辺はこっちにお任せください!』
ほんま頼りになる子らや。これで私の魔法が間違って変なところに行くこともない。
「来よ、白銀の風、天より注ぐ矢羽となれ」
私の左手の上で浮かぶ“夜天の書”のページが勢いよく捲れて、中間程度のところで止まる。開かれたページは、今から私が使う魔法が記されたページ。ロングアーチからなのはちゃんとフェイトちゃんが退避したこと、着弾地点の安全確保の報せが入る。これで全ての準備は整った。掲げていた“シュベルトクロイツ”を前方に振り下ろして・・・
「フレース・・・ヴェルグ!!」
術式名のフレースヴェルグと唱えた。そして放たれた4つの白い砲撃は、ずっと向こうにおるガジェットのいくつもの編隊へと進んでく。少しして、ロングアーチから報告が掃討成功の随時入ってきた。順調に破壊できとるようで何よりやな。
†††Sideはやて⇒????†††
「本当にそんなのが居るなんて・・・」
ルシルさんの指示のままに先行したあたし達は、ガジェットを破壊しながらケースのある場所を目指していた。その合間に、ギン姉に“ペッカートゥム”や“レーガートゥス”と呼ばれる存在について説明した。ギン姉のその反応はあたしにも判る。あたし達だって最初はルシルさん達の言う事が信じられなかった。
(でもホテル・アグスタでのシグナム副隊長とレヴィヤタンと呼ばれた小さい女の子の戦いを見れば誰だって信じるしかないと思う)
あの短い戦い、シグナム副隊長のリミッターがどうこうとかじゃなかった。レヴィヤタンという子は一切のシールドとかを張らずに攻撃を素で受けていた。でも傷1つと付かなかった。人の姿をした人じゃない存在・“ペッカートゥム”、その使い魔“レーガートゥス”。倒せるのはルシルさんとシャルさんだけ、という魔導師では勝てないモノ。
「でもルシルさんの言うことだから・・・」
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ