暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
動き出す使者 〜後編〜
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、ティアが自分から離れていく女の子に“クロスミラージュ”を向けていたところだった。でもそれを邪魔するように、さっきの人型のソレがティアに飛び蹴りを入れて吹き飛ばした。
吹き飛ばされたティアはそれでも銃口を、今度は女の子の方に向けて発砲・・・。だけど、女の子に迫っていたティアの弾丸をその身を盾にしたソレ。そして弾丸を受けた肩の装甲?のようなものが壊れて地面に落ちた。
「まったくさぁ、あたし達に黙って勝手な事しちゃうから、こんな大変な目に遭っちゃうんだぞ?」
第三者の声がこの空間に響き渡る。声のしたところを見てみると、リイン曹長並みに小さな女の子が浮いてた。その小さな子は女の子の元まで飛んで向かって・・・
「それにしてもレヴィは何やってんだよっ? アイツ、ルールーを守るとか言ってたくせに守れてねぇじゃんかよっ」
不機嫌そうにレヴィって子に対して愚痴を漏らすのが聞こえた。
「レヴィは仲間と一緒に仕事だって。すぐに片付けて戻ってくるって言ってた」
女の子たちの会話を聞きながら一旦距離を開けてエリオとキャロの側に行く。エリオは大丈夫そうだけど、キャロが気を失ったままだ。
「まぁいいや。とにかく烈火の剣精アギトが来たからには、大船に乗ったつもりで安心してくれよなっ♪」
†††Sideスバル⇒シャルロッテ†††
私は今、隊舎から戦闘が行われている区域に向けて飛行中。それはルシルが地下へと向かう時に、地上の警戒を頼まれたからだ。“レーガートゥス”がフォワードの子たちと遭遇、それなのにフォワードの子たちに手を出さない。
目的はケースの回収でも妨害でもない。なら地下で何をしている? 答えは至極簡単。ルシルを誘っているんだ。じゃあ、誰がそんなことをする? それもまた簡単。“ペッカートゥム”の誰かだ。ヤツらが間違いなくあの区域の近くに居る。
(私とルシルの居る世界で好き勝手出来ると思わないでよホント・・・)
ルシルも同じ考えに至ったから私に、地上を頼む、と一言だけ告げたんだ。地下だけじゃなくて地上にも“ペッカートゥム”が居る可能性がある、と。飛行の最中、戦闘になった時のことを考えて、私は自分の戦力についての現状を把握する。さっきまでは、というより今もAA+ランクとして活動中だ。この状態での複製術式使用のおかげで馬鹿みたいに魔力を消費した。だけど、リミッターを解除すればそれも大した問題にはならないと思う。
「いつでも来いって感じよね」
そんなことを呟きつつ広い空を翔る。ここから戦闘区域まで大体あと5分弱。
『ルシル。私はもうすぐなのは達にところに着くけど、そっちの状況はどうなってる?』
ルシルの現状を知ろうとしてリンクを通すけど繋がらない。こんなこと今までなかった。魔法による念話はジャミング
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