暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
動き出す使者 〜前編〜
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能性があるという話をたった今していた。ならば、「・・・ヴィータ、リイン、ここを頼めるか?」行くしかないだろう。

『誰に言ってんだよ。あたしとリインに落とせねぇものはねぇっ!』

『はいっ、その通りですっ! ですから行ってください、ルシルさん』

ヴィータは即答だった。リインもヴィータに同意し、抜けることを許してくれた。まったく、本当に頼りになる仲間だ。最後に「ロングアーチ・はやて」本部に繋ぐ。『聞いてたよ、ルシル君。急いで向かって!』と指示が出る。そうと決まれば全力で空を翔けよう。

「ティアナ、今からそちらに向かう。それはおそらく君たちを狙うことはしないはずだ。警戒しつつもケース捜索に移ってくれ」

『り、了解ですっ!』

ティアナにそう指示して、私は全力で地下へと向かった。“レーガートゥス”はケースを回収しに来たティアナ達を見ても行動に移らなかった。つまり用があるのはレリックではなく彼女たちでもなく・・・、私か・・・?

†††Sideルシリオン⇒なのは†††

ルシル君が地下に向かってくれたことで心配の種が1つ減った。あとはヘリの護衛だけど・・・。

「私が残ってここをヴィータ達と一緒に抑えるから、なのはがヘリの護衛に向かって」

「フェイトちゃん!?」

フェイトちゃんのいきなりの提案に驚きを隠せない。いくらなんでもこの数をフェイトちゃんとヴィータちゃんとリインの3人で抑えるには辛すぎる。

「いくら私となのはのコンビでも、普通に空戦していたんじゃタイムロスが大きい。はやてに頼んでリミッターを限定解除してもらえれば、あとは広域殲滅でまとめて落とせる」

確かにそれなら出来ないことはないだろうけど。フェイトちゃんは「なんだか嫌な予感がするんだ」って小さく唸った。こういう時のフェイトちゃんの勘はよく当たるし、だったらここはフェイトちゃんの言うとおりに・・・。

『割り込み失礼するよ』

そう思ったところで、私とフェイトちゃんの間にモニターが現れる。映っているのははやてちゃん・・・なんだけど・・・

『ロングアーチ00からライトニング1へ。部隊長権限でライトニング1の案を却下します』

「え、あれっ? はやてっ、どうしてここにっ?」

「それもそうだけどはやてちゃん、何で騎士甲冑!?」

はやてちゃんは局の制服じゃなくて騎士甲冑を身に纏っていた。

『嫌な予感は私も同じでな、クロノ君から私の限定解除をもらうことにした。そやから空の掃除は私に任せて、なのはちゃんとフェイトちゃんは地上に降りてヘリの護衛に行って。ヴィータとリインも地下に行ってケースの確保を手伝ってな。以上、部隊長からのお願いや』

『『了解!』』

ルシル君に続いてヴィータちゃん達も地下に行くならケースの
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