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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
動き出す使者 〜前編〜
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な。折角のお休みの最中だったのに・・・」

「いえ、仕事の方が大事ですから」

「わたしも平気ですっ」

フェイトに応えるエリオとキャロの2人。スバルとティアナもそれに続いて頷いて応えた。この4人にはもっと楽しい時間を過ごさせてあげたかったが仕方ない。次こそはちゃんとした休日を過ごさせてあげたいものだな。そのためには早々にこの事件を解決しなければ。

「ケースと女の子はこのままヘリで搬送するから、みんなはこっちで現場調査ね」

「「「「はい!」」」」

「それじゃセインテスト君、この子のこと、ヘリまでお願い出来る?」

シャマルが医療道具も片付けて、私に少女をヘリへと運ぶよう頼んできた。小さいとはいえ、気を失い、力の入っていない子供はそれなりの重さがある。なら女の子であるフェイトやなのはに運ばせるわけにはいかない。「ああ」と少女を抱きかかえて、シャマルと共にヘリに乗り込もうとしたところでガジェット襲来の報が届いた。

†††Sideルシリオン⇒シャルロッテ†††

私ははやてについて司令部へと来ている。そう言えば、ここに来るのって初めてだなぁ。はやての座る部隊長席の右側に立ってモニターを眺めていると、ルシル達が出動して間もなく、レリックを狙ったガジェットが現れたシーンが表示された。なのは達の居る海上と、フォワードの居る地下の2ヵ所に。

「多いなぁ・・・」

ガジェットの数の多さに苦い顔をしているはやて。本来のなのは達なら問題ないけど、今はリミッターが掛けられてる。ルシルもまた市街地戦ということで魔力を制限することになるはずだ。だからこそあの数を相手にするのは結構骨が折れることになる。

「どうするのはやて。私も援軍に行こうか?」

慣れていない複製術式の乱用で結構魔力を消費しているけど、ガジェット相手なら余裕だ。はやては仕方ないといった感じで「そやなぁ・・・・」って唸る。必死に良い手を考えているみたいだ。とそこに、『ロングアーチ、こちらスターズ2』と通信が入る。
遅れてモニターに映ったのは、海上を飛んでいるヴィータの姿。海上で演習中のところにガジェット襲撃の報せを受けて、演習先の部隊の部隊長ナカジマ三佐(スバルのお父さんだって)から許可が出て、ああして現場へ急行中とのこと。ナイスタイミング。ヴィータ1人来るだけでもかなり違ってくるはずだ。これなら私は出撃する必要はなさそう。

『それからもう一人、助っ人を連れてきた・・・!』

『108部隊、ギンガ・ナカジマです』

「「っ!」」

はやてとグリフィスの表情に驚愕の色が現れる。えっと、確かギンガはスバルの姉で、シューティングアーツの師でもあるという話・・・だっけか。戦力としては申し分ない。ギンガは別の事件の捜査をしていたらしく、その事件が
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