暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
とある休日。その時隊長陣は
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るリインを見てみると、「ほう」そこには純白のウェディングドレスを着たリインがいた。きっちりブーケまであるとは恐れ入った。

「これって・・・ウェディングドレス、ですか?」

リインが頭に被ったベールをいじりながらクルクル回っている。4人は目を輝かせながらリインを見ている。

「まさか私らより先にリインがそれを着る日が来るなんて・・・」

はやてはフランス・アルザスの民族衣装を着ながらそんなことを呟く。

「リイン、すごく綺麗だよ」

なのはは羽織、色やデザインからして新撰組なのが判る。それを着ながらリインを見てうっとりしている。

「あ、相手って私・・・なのかな?」

フェイトは白いタキシード。明らかにリインとペアといった感じだ。自分の服装とリインを見ながら戸惑っている。

「・・・ルシル、助けて・・・(涙)」

そして馬鹿女シャル。シャルはフリルがたくさん付いた黒いエプロンドレスだった。偶然とはいえ、自ら苦手な服へと変えたことに精神的ダメージを受けている。アホか。

「確かにこれ以上は馬鹿馬鹿しいな。まったく、貸し1つだぞシャル?」

シャルの頭に一発、軽い拳骨を落としてやってから、「我が手に携えしは確かなる幻想」複製術式を発動させるための呪文を詠唱。

――変化せしめし乱音(ディゾルディネ・カンビャメント)――

今度は私が指を鳴らして術式の解除を行う。きっちりと全員に煙幕が生まれたことを確認する。

「「「「「「・・・」」」」」」

一瞬だけの煙幕も晴れて・・・全員が無言となる。当然だ、再度わけの解らない服装になっていれば誰だってそうなる。

「そんな馬鹿な。私もミスをするだと?」

メイド服を着ながら自分のミスに唖然となる。シャルならまだしも私がこんなミスを犯すなんて信じられない。

「ウソ・・・でしょ? ルシルまでミスするなんてどうなってんの?」

シャルが桃色のフラメンコドレスを着ながら項垂れた。

「え、戻せないってこと!?」

「それってしばらくこの格好でいなきゃダメってことだよね!?」

なのははドイツのディアンドル、フェイトは沖縄の盆踊り衣装エイサー・・・。何故かは知らないが本当にごめんなさい。

「なぁルシル君、これってルシル君の趣味なん?」

「そんなわけがあるかっ!!」

紅白の巫女服を着ているはやてからのあんまりなお言葉。思わず怒鳴るように反論してしまったが・・・すいませんでした!!

「そうですよね。ルシルさんがそんな変な趣味を・・・」

リインは・・・様々な雪の結晶が描かれた浴衣を着ている。というかな。そう思うなら私から徐々に離れていかないでくれ、リイン。

「くそっ、元に戻るまで何度だってやってやるさ」


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