暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
とある休日。その時隊長陣は
[3/9]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
てまだ見ていたいが、これ以上ここに留まるのは危険だ。
「それじゃエリオ、キャロ、今日は楽しんでおいで。フェイトもまたあとでな」
「あ、ルシル! あぅ・・・」
改めて走り出して、シャルからの逃亡を再開する。魔力を完全カットしているために探査され発見、ということはない。だが走って逃げてばかりではいずれ見つかってしまうだろう。ならばどこかに潜伏するしかない。どこか良い隠れ場所はないか・・・?
「どないしたん、ルシル君?」
ここで出会ったのが、機動六課の部隊長である八神はやて。そうだ。ここは彼女に匿ってもらおう。
「はやて、悪いけどしばらく君の部屋に匿ってほしい」
「え? 私の部屋って・・・。そんなルシル君、ちょう大胆すぎへんか? というかフェイトちゃんがおるのに、浮気するんはどうかと思うんやけどな」
頬を朱に染めて、恥ずかしそうに俯きながらそう言うはやて。ちょっと待ってくれ。いろいろとツッコミどころがあってどうすればいいんだ私は。と、とにかく「違う。寮の君の部屋じゃなく、部隊長室だ」と弁明する。するとはやては「あはは、判っとるよ。冗談や、ジョーダン♪」と可愛らしい笑顔を見せた。
「んー、部隊長室に匿うってことやけど。まぁ別にええよ、困ることはないしな。でも・・・誰から逃げとるん? シグナムは外回りでもう出掛けてるはずやけど・・・?」
「まずは先に匿ってほしいんだ。話はそこで・・・」
今ならシグナムからの模擬戦の誘いでも乗ろう。
悪魔
(
シャル
)
から逃げられるのであれば何だってしてみせる。シャルを姿を警戒しつつ、ようやく部隊長室へと辿り着き一息つく。だがあとあと考えると、潜伏場所を部隊長室に選んだのは間違いだった。
「――で、どないしたん、ルシル君? かなり本気で困ってたよな・・・?」
「・・・私を女装させようとするシャルから逃げているんだよ。彼女が一体何を考えているのか本気で解らなくなってきた」
それを聞いたはやては何を想像したのか声を出して笑った。
「ルシル君の女装かぁ。昔は可愛いかったけど、今じゃ綺麗になるなぁ」
「想像するのはやめてくれ。それに結構傷つくんだぞ、可愛いとか綺麗だとか・・・」
今の私の背格好での女装姿を想像して綺麗だとはやては言う。綺麗だろうが可愛いだろうが、私としては多大に精神ダメージを負う。
「でも何でそんなことになったん? いきなりの女装しろ、やないんやろ?」
「まぁ結構前の話になるが・・・」
そうして話したのは、ホテル・アグスタでのメールの一件。フェイトのドレス姿の感想が云々とはやてに告げた。
「なるほどなぁ、シャルちゃんのあの時の行動はそういうことやったんやなぁ・・・」
口元に右手を当てて、その時でも思い返
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ