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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ティアナの想い・なのはの願い
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っ。エリオ君、模擬戦、頑張ろうねっ」
昔はよく無茶をする突進少女だったのに、今は誰からも尊敬される先生、か。変われば変わるものだよ本当に。そんななのはに感化されたエリオ、キャロも頑張れ。2人を見守ってると、ヴィータの「お、クロスシフトだな」って言葉で、みんなの意識が模擬戦へと戻る。お願いだから下手な無茶無理無謀はしないでよ、ティアナ、スバル。
「クロスファイア・・・シューット!!」
なのはに向けて放たれた誘導弾なんだけど、どういうわけかヘロヘロだ。昔の私が苦労していた魔法ロイヒテン・プファイルの軌道のようだ。ヴィータやフェイトも、キレが悪い、だとか言っている。
「いや、それにしたって・・・見るに堪えねぇ酷さだな。なんかの作戦か?」
ヴィータ達の声を聞きながら、ティアナ達の模擬戦に集中する。放たれたティアナの誘導弾はそれでもなのはの飛行の軌道を制限している。そんな中で、ウイングロード上のスバルが真正面からなのはへと疾走していく。
――ディバインシューター――
それを捉えたなのはの周囲にいくつもスフィアが展開されて、スバルを迎撃するために放たれた。でもスバルは回避じゃなくて防御を選択して、そのままなのはへと突撃した。何だろう、ここにきて一気に不安になった。スバルの拳をラウンドシールドで防ぎ、そしてスバルを弾き飛ばしたなのはを見ながらそんなことを考える。
「こらっ、スバル! ダメだよ、そんな危ない機動!」
弾き飛ばされている最中のスバルへ、なのはからのありがたいお叱りの言葉が飛ぶ。その間もティアナの誘導弾を難なく回避するのはさすがだ。なのはのお叱りに謝りながら何とかウイングロード上に着地できたスバル。全く危ないことをするものだから落ち着いて見ていられない。
「あれ、ティアナはどこ?」
そこで私はティアナの姿がないことに気づく。辺りを見渡していると、「あそこだよ、シャル」ってルシルが視線を向けた場所にティアナは居た。ティアナは“クロスミラージュ”を構え、砲撃魔法の体勢に入っていた。「砲撃っ?」ってフェイトが驚きの声を上げた。私は構わずスバルの行動に何かを感じ取って、スバルへと視線を向けた。
――ナックルダスター――
スバルはウイングロードを疾走し、再度なのはへと唸りを上げる“リボルバーナックル”の一撃を与えようと突撃した。もちろんなのはが黙って見ている訳もなく、低威力のディバインシューターをいくつかスバルに放つ。スバルはそれを全弾紙一重で躱して、“リボルバーナックル”で殴りつける。
――ラウンドシールド――
(けどその一撃もなのはのシールドで防がれるんだけど・・・これが狙い? スバルがなのはの足止めに徹して、そしてティアナの砲撃でなのはを撃墜・・・?)
でもその考えは違っ
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