暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ティアナの想い・なのはの願い
[4/13]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
は嫌われるのも憎まれるのも恨まれるのも慣れている。だから問題はない」
 
「あ、おい!」

ルシルもそう言って自室へと戻っていった。残された私とヴァイスはボケッと佇んでお互いを見た。

「え〜と、そんじゃ俺も戻りますんでお休みっす」

「あ、うん、お休み」

ヴァイスもそう言って戻っていったから、私も自室に戻ることにした。私はこれでティアナの無茶な自主練も少しは緩和されると思ってた。で、翌日からティアナはスバルと一緒に早朝、夕方の訓練後も2人で自主練をするようになった。それもまぁ無茶だけど、でもあの夜のような行き過ぎた無茶じゃなかったから止めなかった。それに、2人の訓練における前向きな姿勢に、みんなが感化されていい感じになっていたから。

そんなことが数日続いたある日、いつもどおりの模擬戦。今朝から胸のざわつきが止まらなかったから、ルシルと一緒に直に見学させてもらっていた。まぁルシルは私のような見学オンリーと違って、ライトニングのエリオを鍛えていたけどね。

「――午前中のまとめ、2on1で模擬戦をやるから・・・よし、スターズからやろうか。スバル、ティアナ。バリアジャケットを準備」

「「はい!」」

呼ばれたスバルとティアナは強く応えて、すぐに模擬戦の準備を終える。で、私とルシルとヴィータ、ライトニングのエリオとキャロの5人はビルの屋上へと場所を移して、スターズの模擬戦を見学することになった。
そして模擬戦が始まって少し経った頃、背後の扉が勢いよく開けられる音が。扉から出てきたのは訓練服姿のフェイト。かなり急いで来たみたいで、少し息を切らしてる。

「あ、もうスバルとティアナの模擬戦って始まっちゃってるんだ・・・。本当はスターズの模擬戦も私が引き受けようと思ったんだけど・・・」

だからそんなに急いでたんだ。フェイトだって捜査とかで大変なのに・・・。ていうか私が一番仕事してない・・・かも。まずい、ちょっと気を直さないと。

「ああ、なのはの組んでる最近の訓練メニューの密度も濃くなってんからなぁ。少し休ませねぇといけなねぇんだけど・・・聞かねぇんだよなぁアイツ」

ヴィータの言うとおり、なのはは最近結構ハードなスケジュールを組んでるんだよね。なのはもなのはで結構無茶をするものだ。また倒れたりなんかしたら許さないんだから。

「う〜ん、そうなんだよね。なのは、部屋に戻ってからもずっとモニターに向かいっぱなしだし。訓練メニュー作ったり、ビデオでみんなの陣形をチェックしたり。頑張るのは良いんだけど、やり過ぎる感がちょっとしてきたかも」

「そう、なんですか・・・。なのはさん、僕たちの為にそこまでしてくださっているんですね。だったら僕たちは、なのはさんの期待と頑張りに応えないと。ね、キャロ」

「うん
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ