暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ホテル・アグスタ
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気を取り直して、みんなと少し離れてしまう場所でガジェット掃討に移る。まずは手始めに一番近いガジェットT型を3機と真っ二つに斬り裂いて破壊して、その勢いのままV型も破壊、と。そう狙いをつけてガジェット群へと突撃したけど、紙一重の差で回避されてしまった。

「・・・あれ?」

さっき来たロングアーチからの報告どおり、確かにガジェットの動きが明らかに良くなっている。AIじゃなくて人の意思による有人操作へと切り替わった、って。そのお陰でさっきの一撃で破壊するつもりだったT型の3機は健在。私が突っ立ていることで、ガジェットが物凄い勢いで攻撃してきた。

≪Seelisch Widerstand≫

もちろんそんな簡単に墜とされる私じゃない。対魔力障壁を四方に展開してガジェットの攻撃を防ぐ。

「そっかそっか。でも無駄な足掻きって言うんだよ、それは・・・。トロイメライ」

≪Eiszapfen Fl?gel≫

――氷牙凍羽刃(アイス・ツァプフェン・フリューゲル)――

刀身に冷気が纏わりつくことで私の周囲の気温が下がっていく。そして“トロイメライ”を横一閃に薙ぎ払い。氷の羽根を8つ、ガジェット群に向けて放つ。まぁガジェットは簡単に避けたけど、まだ終わっていないんだよ。

≪Sprengen≫

ガラスが割れたかのような音が周囲に響く。音の原因は、8つの凍羽刃が爆発したことによるもの。周囲に弾け飛ぶ細かい氷の弾丸がガジェットのAMFを突破、そして直撃を受けたガジェットを爆散させていく。

「それでも・・・たったの8機しか壊せなかったか。まぁいいか。それじゃ次は回避も防御も出来ないから、そのつもりで。・・・いきます、か!」

歩法・“閃駆”を使っての高速移動。もちろん有人操作だからこそガジェットは何1つ対応できない。私はガジェット群の合間を縫うようにして疾走した。

「まっ、こんなものよね」

“トロイメライ”を振るって肩に担ぐ。肩に峰が“トンッ”と当たった瞬間、私の背後に浮いていたガジェット9機、その全てが爆散した。

「よし、それじゃフォワードのみんなのところへと戻りますか」

私に任された仕事を終え、ある程度アグスタに近づいた時、上空をウイングロードで疾走するスバルを確認した。あれって気持ち良さそうだよね。空を飛ぶとはまた別の爽快感がありそう。私はそんな上空のスバルから、真っ直ぐ前へと視線を移す。そこに居るのは今まさにガジェットを一斉撃滅をしようとしているティアナの姿だった。

(クロスシフトAかぁ〜)

ティアナの周囲には多数のスフィアが展開されている。スバルがかく乱を担当して、ティアナの誘導操作弾の一斉射撃による対象の殲滅・・・なんだけど、一体何をやっているんだか。4人が一緒に居る
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