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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
狂おしき者と大罪
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はいけない。今回のシグナムの模擬戦でも使うつもりはなかったが、どうしてもって頼まれたから魔力で刃をコーティングして、殺傷性を限りなく少なくしてから使わせてもらった」
「そのおかげで私は大きな傷を付けられることがなかったが・・・。しかし勿体ないな。あれほどの槍術が常に使えないのは・・・」
シグナムは模擬戦のことでも思い出しとるんか腕を組んで「むぅ」と唸る。ルシル君たちの使う神器とゆうのは、どれも質量兵器に抵触してしまう代物や。だからこそ、そんな容易く公に出せるものものやないし、それに能力からして下手するとロストロギアに認定されてしまうかもしれへん。
「それ以前に私はどちらかと言えばなのはと同じ砲撃戦タイプだ。グングニルの使用はまずない。だからデバイスは必要ない。それに、シグナムのそれは単に私と模擬戦したいだけからだろ?」
ルシル君はそう言って、やれやれといった感じで肩を竦めて首を横に振った。
「む、確かにそれもあるが、槍のデバイスを持つエリオに何かしら教授できることがあるかもしれんだろう?」
「あぁ確かにそうやなぁ。同じ槍使いなら通じるものもあるやろし。ほんならルシル君には、シャマルの補佐の他にエリオの教導にも参加してもらおか」
ルシル君はかつて本局の医療局で、シャマルの補佐として働いとった時期もあった。だからこの六課でもシャマルの補佐として動いてもらってる。そこにエリオの教導を追加。以前の部署兼任してたルシル君からすれば大して問題にはならんやろ。
「了解した、八神部隊長」
「ん。それじゃ私とリインは出掛けてくるな。あ、そやそやルシル君、ナカジマ三佐のトコやけど、何か伝言とかあるか?」
数日前にルシル君がナカジマ三佐たちと知り合いやって初めて知った。だから何か伝言あるか聞いてみたんやけど・・・
「ん〜、元気にやってますっと伝えてくれ」
「そんなんでええんか?」
あまりに質素すぎな伝言に私は聞き返した。ルシル君は「下手な言い回しよりかはマシ」って言うて笑った。
「まぁそれでええんならそう伝えとくわ」
私もルシル君に笑みを返して、その場を後にした。
†††Sideはやて⇒シャルロッテ†††
シグナムから散々逃げ回ってお昼となった頃、私は訓練を終えて食堂へとやって来たフォワードのみんな、そしてシャーリーと一緒に昼食を摂っていた。
「そういえば気になってたんだけど、スバルの名前の響きからして、もしかして日本・・・地球の島国なんだけど、何か関係とかあるの?」
「あ、はい。ウチのお父さんのご先祖さまがいた世界みたいなんです」
「へぇ〜、なるほどね」
世界って思っていたより結構狭いのね。それにしてもなのはといい、はやてといい、地球にはやっぱり何かあ
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