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魔法少女リリカルなのはStrikerS-King Seong clone of another-
襲撃
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るから離してくれないか?」

「……いやだ」

「おぅ……まっすぐな意見……」

 聖は苦笑するが、ヴィヴィオの力はましていき彼の足から離れる気配がない。すると、それを見ていたなのはがヴィヴィオの頭にやさしく手を置くと、

「ヴィヴィオ……なのはママと、パパはお仕事終わったらすぐに帰ってくるからいい子にして待っててくれるかな? それにほら、今日はフェイトママもいるし一人じゃないよ?」

 ヴィヴィオは聖の足を離し、フェイトのほうを見る。フェイトもそれに答えるように微笑みかける。

「すぐにかえってくる……?」

「ああ。絶対にな、約束だ」

 その問いに答えたのは聖だった。彼はヴィヴィオの目線までしゃがむと、両手を広げヴィヴィオを促す。

 ヴィヴィオもそれを理解したのか、聖の胸に飛び込んだ。それをしっかりと抱きとめた聖はヴィヴィオの頭を優しく撫でる。

 数秒間ヴィヴィオを抱きしめていた聖は、彼女を解放し、フェイトの元に向かわせる。

「うし、じゃあ行くか! ヴァイス! 頼んだ!!」

「おうよ!」

 ヴァイスに言うと、ヘリのハッチが閉められ、ヘリは飛び立った。

 それを見送りながらフェイトは自らに手を握っているヴィヴィオを促す。

「さ、私達もお部屋に戻ろうヴィヴィオ」

「……うん」

 ヴィヴィオは頷くと、フェイトと共にヘリポートを後にした。

「さて、ほんなら私等も残ってる仕事終わらせて早めに休もかシグナム」

「はい、白雲たちには後で交代時間を送っておきます」

「うん、ありがとな」

 二人はそのままヘリポートから立ち去った。





 ヘリの中ではスバルたちがニヤニヤとした表情で聖を見ていた。

「なに見てんだよ」

「えー。だってもう、聖さんパパしてるなーって思って」

「凄い懐かれ様でしたし」

「まぁ……そうだな」

 若干気恥ずかしいのか、聖は視線をそらしながら頬を掻く。するとキャロがなのはに問うた。

「でも、ヴィヴィオは今預かってる段階なんですよね?」

「そうだね。優しい里親になってくれる人を見つけられたらヴィヴィオに説明してわかってもらおうかと思ってるんだけど」

「理解してくれなさそうな気がしますが……」

 なのはの意見にエリオが難しそうな表情をする。それはエリオだけでなく、ヘリの中にいる全員がそんな表情だ。

 そんな微妙な空気を破るように、ヴィータが軽く咳払いをし聖となのはに言い放った。

「つーかもうお前ら結婚すりゃいいじゃん」

「はぁっ!?」

「ふぇっ!?」

 二人は先ほどまでの難しい表情が何処へやら、一気に顔を赤くする。

「な、ななななな何言って
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