暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep2古代遺物管理部“機動六課”
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インが戻って来るまでの間に世間話をして時間を潰すことになった。

「すごいよホントに!」
 
「私もすごいと思うぞ」

素直な感想を述べる私とルシル。気になっている過剰戦力に関してのことは今は何も聞かないでおこう。きっと何かしらの理由があると思うから。それに、もう管理局の人間じゃないんだし。そういった事情に踏み込むわけにはいかない。

「そういえばルシル。一人称・・・“私”に戻したんだね」

「ん? あぁ駄目だったか?」

「あ、ううん、そうじゃないんだけど、初めて逢った時のこと思い出したんだ。だからかな、なんて言うか上手く説明できないんだけど・・・懐かしい」

「・・・そうか。ああ、そうだな」

確かフェイトがルシルの一人称を“俺”にさせたって話だ。それが会わない間に“私”に戻っているから気になったんだろうね。私としては、ルシルはずっと“私”だったから。逆に“俺”の方が違和感ありありだった。

「あ、でも1つ気になったんだけど、どうしてなのはとフェイトの魔力が低いの?」

私はもう1つ気になっていたことを訊いてみる。それを聞いたはやてとフェイト、それにルシルまでが目を丸くした。あれ? 私って変なこと言ったっけ?
 
「えっとシャル、1つの部隊のおける魔導師ランクの総計規模が決まってるの・・・」

「知らなかったのか?」

フェイトとルシルが信じられないって顔で見てくる。見るとはやても似たような顔だった。

「そやから隊長陣の私やなのはちゃんにフェイトちゃん。シグナムとヴィータもリミッターが掛けられてるんよ。ちなみにデバイスにも出力リミッターが掛けられとるんやけど・・・・」

はやての説明に私がどれだけ知識がなかったか思い知る。それでよく三佐にまでなったな、と自分自身が信じられない。だってほとんど流れに任せて〜って感じだったし。

「し、知らなかった。でもそれじゃあ私も入っていたらどうなっていたわけ?」

私のランクがどこまで下げられるのかが気になって聞いてみた。

「そやねぇ、当時のシャルちゃんの場合は6ランクくらい下げてもらわんとアカンな」

「6ランクって・・・Cまで下げられるの?」

そこまで下げられるのはさすがに遠慮願いたい。私の魔法や魔術は全てA+以上の魔力を必要としている。単純な身体強化ですらBランクが必須だというのに、それをCまで下げられたら、それこそ何も出来なくなってしまう。まぁ相手が人間だったら元からある身体能力だけでも十分に無力化できるけど・・・。

「お待たせー!」

「お待たせですー!」

中央ラボにまで行っていたなのはとリインが帰ってきた。ヘリポートから急いで戻ってきたみたいで、なのはは少し息を切らしている。それから少しなのはを休ませてから
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