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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep2古代遺物管理部“機動六課”
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いですっ!」

「そ、そんなあたしは特になにも・・・」

リインは大きく返事をして、スバルは少し照れたような仕草で呟いている。私は遅れて来たもう1人の少女へと視線を向ける。ティーダ一尉の身内と思しき少女だ。

「君とは初めまして、だな。ルシリオン・セインテスト・フライハイトだ」

「は、はい。ティアナ・ランスター二等陸士です。あの、管理局にいた頃のセインテスト一等空佐のご活躍は・・・え?」

彼女が敬礼をしようとする前に右手を差し出し、「ダメだろうか・・・?」握手を求める。少し戸惑っていたようだが「あ、いえ! ありがとうございます!」ティアナはきちんと握手に応えてくれた。やはりこの子は殉職なされたティーダ・ランスター一等空尉の妹みたいだ。

「ありがとう。それとそう堅くならなくてもいいよ。私はすでに管理局員じゃないしな」

ティアナは若干困惑した様子で「あ、はい」と小さく頷いた。あはは、さすがにいきなりは無理か。

「ルシル!」「ルシル君!」

とそこに、フェイトとなのは、そして超御機嫌なシャルが合流する。シャルは久々になのは達と逢えたことで、頬が上気していて満足気な顔をしている。ほら見ろ。やっぱり逢って良かったんだよ。あのままなのは達と逢わずに契約を執行し続けていたら、まず間違いなくシャルの心は病んで、壊れていただろう。そう、かつての私のように。

「久しぶりフェイト、なのは。元気そうでなによりだ」

車両の上へと降り立った2人に言葉をかける。2人はお互いを見合わせて同時にある一言を口にした。

「「おかえり!」」 

一瞬なにを言われたか理解できなかったが、少しして頭の中に浸透する。おかえり。それは2年前にシャル達が約束したことだった。ならばそれに応えなければならないだろう。

「ああ、ただいま」

その後、私たちは機動六課の隊舎へと案内された。

†††Sideルシリオン⇒シャルロッテ†††

私とルシルは、はやてがリーダーを務める機動六課、その隊舎の部隊長室へと案内された。ここに案内されるまでに隊舎内ですれ違う局員みんな私とルシルを見て一瞬の驚愕、そして「お疲れ様です!」と敬礼をしてくる。
私とルシルが辞めてもう2年になるというのに、未だに私たちのことを慕ってくれるらしい。歩いてる最中に「憶えてくれてるんだね」って呟くと、フェイトが「だってまだ2年だから。2人はすごい人気だったし、そう簡単には忘れられないよ」と笑う。忘れられていない。それが嬉しかった。私たちは、確かにここに居たってことが判る。

「さて、それじゃあシャルちゃん、ルシル君、おかえり。そしてようこそ機動六課へ。それでどないや、私の部隊の感想は?」

部隊長室に備え付けられたソファに腰をかける私たちは、なのはとリ
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