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鉄槌と清風
39部分:38:空港火災
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1人頼む」

 いって、自分は既に2人抱きかかえる

 「あいよ、こういう時は、獲物がねーほうが多く助けれるな」

 「ま、かもな…喋ってる間に行くぞ」

 「おうよっ!」

 壁に開いた穴から飛び出す青と赤の魔力光に包まれる影…一旦上空に上り、当たりを確認、指揮車や救急車が来ている事を視認し。

 『こちら本局航空隊第1321部隊、八坂三等空尉とヴィータ三等空尉だ、要救助者を3名救助した、現場の指揮官に従う、どこに連れていけば良い』

 『こちら、本局特別捜査官、八神はやて一等陸尉です…良彦君にヴィータ?…まぁええ、近くにいる救急車へ搬送してや…』

 『了解、その後の支持もよろしく、八神一尉』

 直ぐに3人を救助隊に引き渡す。

 『八坂三尉は本局03、ヴィータ三尉は本局04でオペレーターからの支持を受けてな』

 『本局03了解』

 『04了解』

 はやての指示に了解の旨を返す、すぐに連絡。

 『本局03、04…』

 指示に従い、瓦礫の奥に取り残されていた要救助者達を二人で救助していく。
 ヴィータが瓦礫を吹き飛ばし、良彦は救助者を風の結界で守る。

 数十分後、本局航空魔導師隊が到着、一息付き…はやての元へ集まる。
 疲れた様子のはやて、ツヴァイに、なのはとフェイトもそこにいた。

 「お疲れ…二人も居たのか?」

 「そりゃいるよ、待ち合わせは近くだったし、この状況じゃ救助にでないなんて考えられないし」

 「そうだね、幸い民間人には死傷者はいなかったみたいだし」

 「そやな、皆と陸士部隊、救助隊のおかげやな」

 「つか、航空魔導師隊が、展開遅くねーか」

 良彦に応える、なのは、フェイト、はやて…ヴィータは初動遅れを指摘する。

 「空と陸で面倒な諍いがあるしなぁ、どうにかできんやろかと思うんやけど」

 真剣な顔で考え込むはやて。

 「とりあえず、まだすることあるし、そっちを片付けてくるか」

 「あぁ、せやね…なのはちゃん、フェイトちゃん、ヴィータ、ツヴァイ、もう一寸よろしくな」

 それに頷く一同…その後深夜まで後始末などが続いた。



 とりあえず、女性陣5人と別れ、近くのホテルで一泊したあと、皆に合流。
 少し眠そうながら、何かを決めたか、覚悟の表情をしている。

 「おはようさん、眠れたか?」

 「微妙にねみぃ…ふぁ」

 「ヴィータは、いつもだろそれ」

 「うっせ、おめえのせいで朝起きる時間が固定されてんだよ、あたしは朝よえーのに」

 「はいはい、てか、なに笑ってんだそっちは?」

 ヴィータと軽いやり取り、はやて、なのは、フェイト、ツヴァイがくすくす笑っていて。

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