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願いを叶える者(旧リリカルなのは 願いを叶えし者)
第二次空白期
帰宅!と思ったら……
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言わずに見逃してくれ」

何か妙に高い声が…うん、女の子みたいな声が聞こえた。

「?見逃すって…そんなことしたらなのはちゃん達に怒こられちゃうじゃないか」

「埋め合わせはちゃんとしてあげ……してやるから!」

「でも何て言えば良いのさ…」

「依頼に行ったとかで大丈夫でしょ!いいからお願い!」

………おかしい……明らかに女の子の声。
それに何となくさっきから口調を治してる気がする。

「……何かあったの?」

「な!何もないよ!ないぞ!」

……………。うん、百聞は一見にしかずってね。

「てことでお邪魔しまーす」

「うひゃああ!?」

……僕がユウジの部屋に入ったらユウジらしき人物が急いで布団にくるまった。
おまけに部屋に充満した独特の………そう、なのはちゃんとかの女の子の部屋の香りがする。

「……まさか……」

僕はゆっくりと団子状体の布団に潜った近づいていく。

「よ、よせ!こな……来るな!」

「往生際が悪い…よ!」

"バサッ!"

「…………」

「…………」

「ユウジ………だよね?」

「他に誰がいるの……いるんだ」

「何で髪がそんなに長いの?」

「…急に延びたんだ」

「何で背が縮んでるの?」

「……陽気のせいで後退化したんだ」

「何で……女の子に見えるの?」

「………気のせいy…だ」

「……………」

「……………」




「ええええぇぇぇぇぇぇ!?」








「………詰まり、ユウジには7つの呪いが掛けられていて
今まで知らなかった呪いが発現しちゃったと……」

「概ねそういうことね…そう言うことだ」

あの後事情を聞いてから現在。

リビングにて向き合いながら話をしていた。

「………どうすんの?」

「…だから、居ないことにしてって…しろって言ってんで…だろ」

「無理に言い換えなくても…」

「くそ……どうすれば良いのよ……グスッ」

自分の口調が女に近づいているのを感じ、泣きそうになってる。
何時ものユウジからは全然想像できないなぁ…

「でももうすぐ時間"ピンポーン"……あれ?」

サッと時計をみる。
時間は8時48分……まだ12分あるじゃないか!

「赤志さーん!蒼也くーん!お迎えに来たよー!」

「……どうする?」

「取り敢えず居ないことにしておいて」

あ、女口調。諦めたんだな。




"ガチャッ"

「おはようなのはちゃんって、皆も来てたんだ」

「「「「「おはよう」」」」」

「あれ?赤志さんは?」

「あ!あぁ!ユウジなら急に依頼が入ったから朝一番で
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