暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
3rd Episode:
高き破滅より来たる大罪
Ep1再会
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レーガートゥス》は私とルシルで破壊するから』

なのはさんとフェイトさんの側に居る紅い翼を持つ女の人から念話が来た。

『シャルちゃんとルシル君、あの眼のようなモノのこと知ってるんか!?』

『うん。詳しいことはまた話すから、今は戦闘に集中させてね、はやて』

「そうだな。まずは罪眼(アレ)を破壊することを優先するべきだ」

完全に置いてけぼりを食らっている僕とキャロ。そんなところに、“レリック”が収められているであろうケースを抱えるスバルさんとティアナさんとリイン曹長が現れた。

「「ルシルさん!?」」

スバルさんとリイン曹長がルシルさんの姿を見て驚愕の声を上げる。それに気づいたルシルさんも振り返って、「ん? おお、 久しぶりだな、リイン、スバル。 2年も見ない内に大きくなったなスバル。ナカジマ三佐とギンガは元気か?」挨拶をした。

「はい! お父さんもギン姉も元気ですよ、ルシルさん!」

「それはなによりだ。っとそれと、すまないな。クイントさんの墓参りにここ2年行けなかった」

「いえっ、そんな!」

『ちょっとルシル! 挨拶は後! 防御お願い!』

「ん? シャル、君に防御なんて要らないだろ?」

シャルと呼ばれた人の通信にルシルさんは素っ気無く答えた。そういえばフェイトさんから聞いたことのある名前だ。確か幼なじみの大親友、シャルロッテ・フライハイト元一尉さん。

『私じゃなくてその子たちの防御! そっちに攻撃が流れたら危ないでしょ!?』

その言葉を合図として、シャルロッテさんが赤い光となって空を物凄い速さで翔る。こんな遠くからでも判るくらいの無数の閃光が入り乱れている激しい戦闘だ。

『ルシル、援護射撃!』

「了解」

ルシルさんが腰にあるホルスターから金色に輝く銃を2挺抜いて構えた。ティアナさんのデバイス、“クロスミラージュ”より少し銃身が長い。

「いくぞシャル・・・!」

――燃え焼け汝の火拳(コード・セラティエル)――

続けざまに2挺の銃から火炎の砲撃が放たれた。ここからだと、あまりの飛行速度でどれがシャルロッテさんなのかも判らない。だけどルシルさんは火炎砲を躊躇うこともなく連射。撃ち終えたルシルさんは軽く息を吐いてから、2挺の銃をホルスターに収めた。

『よし! 殲滅完了っと』

シャルロッテさんから一言。す、すごい。ルシルさんは見ただけで強力だって判るほどの砲撃を連射したし。僕を始めたとしたスバルさん達も、そのすごい魔法に対して驚きのあまりにポカンとした。

・―・―・―・―・

――ミッドチルダ某所

巨大なモニターを前に1人佇む男。名をジェイル・スカリエッティ。後に忌み名としてミッド史にその名を刻むことになる男だ。男はモ
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