暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
3rd Episode:
高き破滅より来たる大罪
Ep1再会
[9/12]

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ャルちゃんの名前を呼んだ。

「お久さっ!ってあれ? 2人とも随分と魔力低くない?」

シャルちゃんは小首を傾げるんだけど、表情は可愛い笑顔だった。

†††Sideなのは⇒????†††

「やったね、エリオ君!!」

「ありが――え?」

フリードの背に居るキャロが笑いかけてくれる。僕はそれに応えようと振り向いたところで見た。この貨物車両へと砲撃が迫って来ていたのを。僕の表情と視線を見て、キャロも後ろに迫って来ている砲撃に気づいた。でもそれだけだ。僕たちにあの砲撃を防ぐ手立てはなかった。

「そんな・・・!」

「いや・・!」

諦めるしかない、とそう思ったとき・・・

「心配するな。私が防いでみせる」

「「え?」」

突如聞こえた声に、キャロと2人して辺りを見回す。そして見つけた。長い銀髪を靡かせて、背中から蒼い剣の形をした12枚の翼アンピエルを伸ばした、宙に浮く人影を。その人には何度かフェイトさんと一緒に遊びに連れて行ってもらったことがある。僕にとってお兄さんのような存在。

「「ルシルさん!!」」

キャロと声が重なる。キャロもルシルさんと面識があるみたいだ。キャロも僕と同じようにフェイトさんを保護責任者としてるし。フェイトさんと特に仲が良いルシルさんと逢っていても変じゃない。

「久しぶりだな、エリオ、キャロ」

――護り給え汝の万盾(コード・ケムエル)――

ルシルさんは微笑んだあと、左手をかざして蒼く輝く大きなシールドを張った。そのシールドをよく見ると、無数の小さな円い盾が重なって1つの大きな盾となってるのが判る。そしてそのシールドはいとも容易く砲撃を防いだ後、小さな羽根のようになって散っていった。

『ちょ、ルシル君!? どうしてここにおるん!? それにシャルちゃんも何で!?』

八神部隊長から通信が来た。モニターに映る八神部隊長は少し混乱気味のようだけど。ルシルさんは気軽に「久しぶりだな、はやて」って挨拶。

『にしても、何でって。酷いな、はやて。久しぶりなのだから挨拶してほしかった』

『え? あ、あーごめんな、ルシル君。久しぶりや、元気してた?・・・やなくてっ!』

「すまない。すぐに答えた方が良かったな。答えは、時間が空いたから戻ってきた、だよ。場所については魔力探査(サーチ)というものを使って探し当てた。魔力を使用しているなのはとフェイトの居場所はハッキリ判ったからな。だからそのままここへと来たというわけだ」

ルシルさんはそう言うと、砲撃が放たれた場所へと視線を向ける。僕とキャロもルシルさんにつられてその場所へと視線を向けた。目を凝らして見ると、なんか・・・眼のようなものがわんさか浮いてる。

『そういうこと! そんじゃ|罪眼《
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