暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
3rd Episode:
高き破滅より来たる大罪
Ep1再会
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――ハーケンスラッシュ――

私の攻撃に対して大型眼(アンノウン)は何の抵抗もせず、“バルディッシュ”の刃を受け入れた。確かに何かの模様が描かれた瞳孔部分に攻撃が入っているのに、「・・・え?」全くダメージを受けた様子がない。

「っ・・・!?」

私はそれに何かを感じて無意識に距離を取った。次の瞬間、その大きい大型眼(アンノウン)の虹彩部分から白い砲撃が放たれた。

≪Sonic Move≫

すぐさま射線上から離脱して難を逃れる。もしあのまま止まっていたらどうなっていたか判らない。何せわたしの知っている魔力とはまた別の、魔力でありながらも感じたことのない異質な魔力を感じたから。

『ダメ! 逃げてフェイトちゃん!!』

ガジェットU型を相手にしているなのはの叫びが頭の中に響く。私は考えるよりも先に体を動かして、その場から再度離脱した。するとさっきまで私が居た場所を、さっき避けたはずの白い砲撃が通過していった。

「一体――・・・な!?」

どうして回避したはずの砲撃が再度私の元へと戻ってきたか、その理由を見た私は驚愕した。

「くっ・・・!」

再び私の元へといくつもの砲撃が襲い掛かってきた。その砲撃の数は次々と増えていき、襲い掛かってくる角度もまた増えてくる。私は動きを止めることなく砲撃を回避し続ける。何故なら・・・

『フェイトちゃん! まずは砲撃を反射する小さいのから墜とさないとダメかも!!』

そう、小さい小型眼(アンノウン)が砲撃の反射板の役割として動いていたのだ。反射した砲撃は幾本にも分かれて数を増やし、さらに別の小型眼(アンノウン)に反射してさらに数を、角度を増やしていく。それはまるで私を捕らえるための、砲撃による檻のようなものだった。

『(これは結構キツイかも・・・)うん! 小型のアンノウンを最優先に叩くよ!』

リミッターを掛けられている私にとって、この大小眼群(アンノウン)は厄介だった。

†††Sideフェイト⇒なのは†††

増援として現れたガジェットU型を掃討し終えて、私はフェイトちゃんの元へと翔ける。フェイトちゃんは目にも留まらぬ速さで、今なお続く幾本もの砲撃を回避しては小さい小型眼(アンノウン)を斬りつける。

「レイジングハート!」

≪Short Buster≫

「シューーット!!」

私も反射砲撃の要である小さい小型眼(アンノウン)へと砲撃を放つ。さっきはシューターを完全に防いだことから、今度は威力の高いバスターを食らわせる。でも、「うそっ!?」小さい小型眼(アンノウン)は、私の砲撃をも反射して、自らの攻撃として利用し始めた。

「なのは! 大きい方をお願い! 小さいのは私が引き付けるから!」

「フェイト
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