残り6人
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し、ガジルはヒョイッとバーカウンターを超える。
「も、もしや・・・行ってくれるのか?」
マカロフの問いに、ガジルは薄い笑みを浮かべる。
「あの野郎には借りもある。まあ・・・任せな」
「おおっ!」
そう言ってガジルはラクサスを倒す為ギルド入り口に向かい―――――――
「!」
―――――出られなかった。
ゴチーン、とナツやマカロフ同様に術式に直撃したのだ。
「「「お前もかーっ!」」」
「な、何だこれはー!」
「あら?この術式から脱出不可能なのは80歳を超える方と石像だけでは?・・・まさかガジル様、その見た目若さにして80歳超えてらっしゃるのですか?」
「んな訳ねーだろうが!」
この状況に置いて戦力になりそうなナツとガジルが出られない事に戸惑う一同。
「つか、シュランは行かねーのか?」
ナツがそう問いかけると、シュランはビクッと震え、俯いた。
「・・・あの方は、恐ろしい方です。無慈悲な暴力を抵抗なく振るう・・・」
そう。
シュランは、以前ガジルに対し容赦など存在しない暴行を加えたラクサスを恐怖の対象にしていた。
まあ、目の前であれ程に遠慮や容赦のない一方的すぎる暴力を見てしまえば、恐怖するなという方が難しいだろう。
「ですが・・・」
若干弱く震える声を発し、シュランはガジルに向かって跪き、頭を垂れる。
「ガジル様がラクサス様討伐を私に命じられるのであれば、その命に従い討伐に赴くまでですわ」
爆発が起こる。
とある建物の前には倒れる多くの魔導士達。
その建物の屋根の上には、エバーグリーン。
「あ〜ら、弱いのね」
「うわぁあぁ!」
「ひいいい!」
別の場所では、2人の魔導士が追ってくるトームマンから逃げていた。
「よせ!ビックスロー!仲間じゃねーか!」
ナブが振り返り、叫ぶ。
収穫祭の装飾に足を引っ掛け、逆さま状態のビックスローは笑みを浮かべた。
「仲間?弱い奴は仲間じゃないよ。なァ、ベイビィ!」
「ぐああああっ!」
そう言って手を広げた瞬間、爆発が起こった。
建物に凭れ掛かるようにして歩くアルザック。
すると、その前に1人の魔導士が現れる。
「フリード」
現れたのは、先ほどライアーを倒したフリード。
「お前の術式のせいで・・・僕は仲間をキズつけすぎた。ビスカを元に戻す為だと自分に言い聞かせながら」
そう言って、カッと目を見開く。
「銃弾魔法、台風弾!」
構えた2丁の銃から、2つの台風が吹き荒れる。
それに対してフリードは
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