スーパーロボット大戦OG外伝
0499話
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のが理由の1つにあるのは間違い無いし、折角手を組んだイスルギ重工が不利な立場になられると困るのは事実なんだが。
『スレイ・プレスティ。……今の君の言葉を聞く限りでは、彼女もシャドウミラーに所属していると考えていいのか?』
「そうだ。私は私の理由があって、シャドウミラーに所属している。別に強制された訳でも、脅されている訳でもない」
レーツェルの通信に割り込んだスレイがそう告げる。
『……そうか。我が友が聞いたら怒るか、悲しむか。はたまた喜ぶか。どうなるのかは分からないが、君が自分自身の意志でシャドウミラーに所属したというのなら……ん? 何だ?』
レーツェルの言葉を遮るようにしてアラームがクロガネのブリッジへと鳴り響く。
『……皆、高熱源体が接近中だ! 各機警戒を!』
その声にクロガネ搭載機はそれぞれが迎撃態勢を取り、スレイのカリオンはいつでも各種ミサイルが発射出来る体勢を、そしてムラタの無明はシシオウブレードへと手をかける。俺もまた武器ラックからガン・レイピアとハルバート・ランチャーを取り出していつでも撃てるようにする。
いや、近づいて来たのがコンパチブルカイザーだってのは分かってるんだが、一応ここは他の奴等に合わせておかないと不自然だし。
そして次の瞬間宙域に姿を現したのは、俺の予想通りにコンパチブルカイザーだった。
「ファイター・ロア!」
そのコンパチブルカイザーへと通信を送ったのは、やはりと言うかラウルだった。まぁ、俺がミロンガに乗っていない以上一番コウタとの仲がいいのはラウルだからな。しょがないと言えばしょうがない。
「お前もバルトールの件でここに来たと思っていいのか?」
そう尋ねるラウルだが、コンパチブルカイザーの方からの通信はない。
そのまま数秒待ち、クロガネにいるレーツェルへと通信を入れる。
「レーツェル・ファインシュメッカー、ここでこのまま待っていてもどうにもならないだろう。バルトールは動く様子も無い。お前達がこのままここで待っているのなら、俺達は先にヘルゲートに突入するが……お前達はどうする?」
『ふむ、確かにただこのままここにいても埒は明かないか。いいだろう、全機ヘルゲートへ突入せよ。ハガネとヒリュウ改に合流する!』
その言葉を聞き、ダイゼンガー、ラーズアングリフ・レイブン、ランドグリーズ・レイブンの3機がすぐに。そしてエクサランス・コスモドライバーが一度コンパチブルカイザーの方を向いてからヘルゲートの中へと突入していく。
「スレイ、ムラタ。俺達も行くぞ。中での戦闘がそろそろ始まっている筈だ。シャドウミラーとしては戦闘に遅れて、突入したらバルトール事件は解決してました……なんて真似は避けたいからな」
「ふっ、確かにな。それに獅子王の刀
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