スーパーロボット大戦OG外伝
0499話
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「信じるかどうかはお前達次第だが、永遠の闘争を求めていたヴィンデルは既に亡い。その影響もあって今現在のシャドウミラーを率いているのは俺であり、結果的には今現在のシャドウミラーの目的はそれ程物騒なものではない」
「なるほど。出来れば具体的な内容を聞かせて貰いたいのだが……よかろう。取りあえず、今は信用しておくとしよう」
俺の言葉を聞き、数秒程目を閉じたゼンガーがそう告げる。
予想外のその言葉に、思わず眼を見開く。
「意外だな。こうもあっさり俺の言う事を信じるのか?」
「お前がヴィンデルと違う、独自の考えを持って動いていたのはインスペクター事件の時に幾度となく俺達とぶつかり合った際の言動で明らかだ。また、お前がどのような人物なのかというのは、ラウル達に少なからず聞いてもいる。……実際、お前はそこのムラタがクロガネを襲った時にラウルを助けた。少なくても俺はそれを見ているからな。信じるには十分だろう。……ただし、これはあくまでも俺の意見でしかない。他の皆がどう考えるのかは分からんがな」
「……だろうな」
「ただし。何かを企むような事があれば……その時はラウル達が何と言おうと、我が命と引き替えにしてでも斬艦刀が貴様の命を断つ」
「くくっ、そうか。ならそうならないようにしないとな」
ゼンガーの言葉に小さく笑みを浮かべて返すと、次に通信を送ってきたのはユウキだった。
「アクセル大尉。俺は大尉がバン大佐を裏切ったのを許した訳ではありません。ですが、決して何の理由も無くあの行為を行ったとも思っていません。それに実際に手を下したアーチボルドは俺達の手で倒しましたし。それでも俺が大尉に抱くのは複雑な感情ではありますが……」
「ユウ……」
ユウキとしては自分でも言ったように複雑な胸中なのだろう。そんなユウキを気遣うようにカーラが声を掛けている。
「今は、ラウル達の言葉を信じて大尉を信じようと思います」
そう言い、次の瞬間には鋭い視線を俺へと向けてくる。
「しかし俺の銃口が大尉を狙っているというのは忘れないでください」
「気を付けよう」
『それで、話を戻させて貰うが。アクセル・アルマー、君は何を求めてここにやってきたのかね?』
クロガネからの通信にグロウセイヴァーの腕をヘルゲートへと向ける。
「先程も言ったように、現在の俺はイスルギ重工と手を組んでいるからな。そのイスルギの手の入ったヘルゲートが起こした騒ぎはなるべく早く鎮めておきたい。それに見ての通り、俺の部下にはスレイもいる。肉親の情ってのは俺にも理解出来るんでな」
さすがにここでラミアを救う為云々と言うのは怪しすぎるので、丁度いいとばかりにイスルギ重工とスレイを原因にさせて貰う。いや、スレイがフィリオをどうにか説得する為という
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