第五章 StrikerS編
第百四十六話 『公開意見陳述会(4) 激化する戦闘』
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も!」
「「はい!」」
私は眼帯をしている少女の方に、ランとレン君は手になにかを装着している少女に挑んでいった。
「お前は捕獲しろと言われている、だから倒させてもらうぞ!」
「できるものならやってみなさい!」
そして私はウィングロードを展開してブリッツキャリバーで走り眼帯少女に左手のリボルバーナックルを構えて疾駆する。
だけど眼帯少女が数本ナイフを構えて、
「IS、ランブルデトネイター…!」
彼女の足元に戦闘機人特有のテンプレートが輝いた。
そしてナイフを私に向かって投擲してきた。
ただの投擲か…?
でも、その時瞬時に脳裏にシホさんとの訓練光景が流れてくる。
『いい、ギンガ? もし敵がなにかを放ってくる事があったら何事にも警戒を怠らないことよ』
『警戒、ですか?』
私はその時、何かはわからなかった。
『もし、その投擲が急に軌道を変えたりして迫ってきたら、ギンガはどうする?』
『それは、ガードするかプロテクションを貼ると思います』
『甘いわよ。もしそれが爆発してきたらどうするの? ガードしても衝撃までは防げないわよ。だからガードするくらいなら即座にその場から離脱したほうがいいわ。
離脱と同時に同時展開でプロテクションも維持しておいたほうがいいわね』
『わかりました。不測の事態に警戒しろってことですね』
『その通り。だから今からその訓練をしておきましょう。それでギンガも慣れてきたら今度は全員で一緒に相手をしてあげるわ』
そういってシホさんは魔法ではなく、おそらくシホさんの魔術である転送魔術で複数の剣を空中に浮かせていた。
『いくわよ! 全投影連続層写!』
それを一斉に私向かって放ってきた。
それをなんとか交わすが、複数追尾機能でもついているのだろう私の後を追いかけてくる。
それで私はプロテクションを展開しようと手を構えるが、
『甘い! 壊れた幻想!』
それで私の眼前に迫ってきていた剣達は一斉に爆発を引き起こして、私は思わず衝撃を和らげることもできずに地面に吹き飛ばされる。
『くっ…!』
『なまじ防御できる魔法があるからといってそれに頼りきりじゃ、いつか足元を掬われるわよ。もっとあらゆる事態を想定して考えて防御するか、回避するか、攻撃に移るかを決めなさい! マルチタスクもあるんだからそれくらい可能でしょう?』
『はい! 頑張ります!』
それからシホさんにありとあらゆる攻撃手段を叩き込まれた。
剣も実態剣だけあって非殺傷なんて生ぬるい攻撃じゃなく、一撃でも喰らえば即致命傷の攻撃だったからより集中できた。
それがすぐに思い起こされて、
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