第五章 StrikerS編
第百四十六話 『公開意見陳述会(4) 激化する戦闘』
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声に即座に私は反応をし、巨人を砕くべく風王鉄槌を放つ。
風圧の塊は即座に巨人に衝突して粉々に砕け散る。
「エリオ君!」
「うん!」
キャロの声にエリオが反応し、巨人が砕けたあとに中心に残っていて再生しようとしているコアを真っ二つに切り裂く。
魔術師の繰り出すゴーレムはこうして一度粉々にしたあと、コアを破壊して二度倒さなければ完全には倒せないという厄介さなのです。
まずいですね。こいつを倒している間に彼女らにわずかな時間を与えてしまいました…!
それで私は即座に二人がいた場所に目を向けると、逃げたのでしょう。すでに二人はその姿を忽然と消していた。
逃しましたか。
「くっ…、逃したか!」
スバルが心底悔しがっている。
自分と関係している事だけにやるせないのでしょう。
私もまさか魔術師が手助けをするまいと油断をしていたのがこのザマです。
これではアーチャーに笑われてしまいますね…。
今度出会ったら、次こそは捕らえてみせましょう。
そう決意して、気持ちを落ち着かせた後、
「スバル、今はしょうがありません。また、倒す機会があるでしょうから今は私達の目的であるシホ達との合流に努めましょう」
「はい…」
◆◇―――――――――◇◆
アルトリア達からなんとか逃げおおせたノーヴェとウェンディは、
「うへ〜…最後のタイプゼロの攻撃を受けてから手がシビレっぱなしッス…」
「く、悔しいぜ! 特にあの融合騎のアホ毛! なんなんだよ、あいつ!?」
「あれがまさしくチートって奴っスかねー…?」
「知らねーよ!」
ウェンディがのんきに、そしてマイペースにそう呟いている。
その受けごたえに思わずノーヴェが癇癪を起こしたかのように悔しがる。
だが、そこに通信が開く。
相手は二人の姉であるチンクからである。
『ノーヴェ、ウェンディ。聞こえるか?』
「なにっスか…?」
『タイプゼロと魔導師二人の計三人と私とトレディの二人で交戦中だ。できれば手助けをしてほしい』
「了解っス!」
「わかったよ、チンク姉!」
ウェンディは軽く承諾し、ノーヴェに至っては敬愛しているチンクからの頼み事で先ほどの悔しい出来事も脳裏から吹き飛んでしまったのか、勝気な表情を浮かべて現場に向かう。
◆◇―――――――――◇◆
Side ギンガ・ナカジマ
戦闘機人二名と遭遇した私とランにレン君。
でも黒髪のショートカットの女の子とはどうやら二人は知り合いらしい。
特にレン君は信じたくないのかかなり動揺してしまっている。
でも事実戦闘機人だということには変わりないという事でなんとかランと一緒に説得をして、
「いくわよ。二人と
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