第五章 StrikerS編
第百四十六話 『公開意見陳述会(4) 激化する戦闘』
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ているのかセンサーでも幻術が作用してどいつが本物かわからない!」
私が見た先ではスバル達が何人にも出現してウェンディを包囲してジワジワと壁際に追い込んでいます。
数機のガジェットと連携して射撃をして戦っているようですが、数をものともしないでスバルとエリオが突っ込んでいき、ガジェットのほとんどを破壊している。
いつの間にかこんなに強くなっていたのですね。
最初のあのガジェットとの模擬戦闘から比べればかなりのものです。
エリオなどは瞬動術を駆使してウェンディの背後に回り込んでストラーダによる電気を帯させた連打を叩き込んでいます。
ランサー持込みの槍による刺突だ。
その攻撃はさながらガトリングを連想させられる。
名前を付けるとすれば『サンダーレイジ・ガトリングシフト』でしょうか。
「やぁあああーーー!!」
「うわわわわぁーーースッ!!?」
ウェンディは盾と射撃融合型の盾をなんとか前面に出して防いでいるが、見るからに盾にストラーダによる傷が重ねられていきます。
そしてとどめを指すかのようにエリオの背後からスバルがウィングロードの道をマッハキャリバーで走り距離を一気に縮めて、交換と言わんばかりに連打を繰り返していたエリオは二歩、三歩と下がり、人一人が入れるスペースを作る。
ウェンディは連打の雨が止んでホッと一息をついたようですが、それが罠です。
「うおおおおおーーー!!」
「ッ!?」
「受けろぉーーー! シホさん直伝! 炸裂拳!!」
ズガンッ!というものすごい音がして、ウェンディは盾ごと吹き飛ばされていました。
そして壁に少しめり込んでいます。
あれは相当のものですね。
「ガフッ!?」
「ウェンディ!? てんめぇーーー!」
ノーヴェが私の剣を振り切り、ウィングロードに似たスキルでスバルに向かっていきますが、スバルは振り向きざまに、
「せいやぁーーー!!」
「なっ!? うわぁ!」
後ろを向いていて見えていないというのに、気配だけでスバルはノーヴェの居場所を察したらしく回し蹴りを叩き込んだ。
それにノーヴェはものの見事に直撃してしまい、地面を削りながら何度も跳ねてウェンディのいた場所のとなりまで吹き飛ばされていった。
そしてようやく止まったと思えば、すでに私達が包囲しているという現状。
私は剣を向けて、
「チェックメイト、ですね」
「「くっ…!」」
二人の悔しがる声が漏れてくる。
ティアナとキャロがバインドの作業に入ろうとしたその時だった。
突如として地面が盛り上がってきて二人と私達の間に次第に狭い通路いっぱいいっぱいの岩石巨人が出現する。
「なっ!? アルトリアさん!」
「心得ました! 風よ、唸れ! 風王鉄槌!!」
ティアナの
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