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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第238話】
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リッパを履いていいぞ?」

「う……動物のスリッパ……ねぇ……」


 そう言う鈴音、キャラ物はあまり好きじゃないのだろうか?

 一方のラウラはというと――。


「……私は此方のウサギのスリッパを履こう。 ……お邪魔します」


 言ってから靴を脱ぐと、そのままスリッパを履いた。


「……し、仕方ないからこれを履くわよ……」


 しぶしぶパンダのスリッパを履く鈴音。


「悪いな、母さんの趣味でスリッパは動物系で揃えてるんだよ」

「うふふ、だから我慢してねぇ〜」


 そうパタパタ足音をたててリビングからやって来た母さんは――。


「いらっしゃいラウラちゃん♪ ……それと、貴女は確か……二組のクラス代表、凰鈴音ちゃんね? 臨海学校の時に挨拶はしたけど、改めて……。 ヒルトと美冬のお母さんしてます、有坂真理亜です♪」


 ふわふわとした口調ながらも、丁寧な挨拶をする母さんに鈴音も慌てて背筋を真っ直ぐに――。


「は、初めまして! あ、アタシ――いぇ、私、有坂君達と仲良くさせてもらってます! き、気軽に鈴って呼んでください!」


 ガチガチに緊張してるのか、色々言葉をちゃんと正して挨拶をした鈴音。


「うふふ、じゃあ私も鈴ちゃんって呼ばせてもらうわねぇ〜。 私の事は、呼びやすい様に言ってくれればいいからぁ〜」

「じゃ、じゃあ……真理亜さんって……呼びますね?」


 鈴音自身、母親が存命してるからセシリア達みたいにお母さんとは呼べないだろう。


「……ママ」


 そんなラウラの呟きに、柔らかな笑みを溢す母さんは――。


「うふふ、ラウラちゃんにそう呼ばれるのは悪い気がしないわねぇ……♪ さあヒルト、皆待ってるから案内なさいな♪」

「あぁ。 ……じゃあ二人とも、着いてきて?」

「えぇ」

「ぅむ……」


 二人して短く返事をすると、俺の後に続くように着いてきた。

 母さんは俺達を見送った後、またリビングへと戻っていった……。

 二階に上がり、自分の部屋のドアを開けると――。


「お兄ちゃん、お帰りーっ。 ――あれ? 鈴??」


 俺の後ろにいた鈴に気づくと、皆の視線が一斉に鈴に向く。

 流石の鈴も、ビクッと反応してたじろぐ――。


「家の前にいたんだよ。 なあ?」

「そ、そうよ。 ……た、他意はないんだから……」


 そう言いながら、俺たち全員部屋へと入るとものの見事なハーレムが形成された。

 未来は椅子に座り、他がベッドの上に座る中、俺は壁際に凭れて――。


「ん。 ……皆、俺の卒業アルバム見てたのか?」

「え、えぇ。 やはり興
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