まどほむ百合百合日記☆2
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していることが前提だ。いくら希望を振りまいたとしても、魔法少女や普通の人々が絶望する運命は変えられない。君たちもいずれはそうなるだろう。その絶望もまた、希望との差分でもあるために、魔女自体はある一定以上は強くならないと思うよ」
さやか「なによそれ…私達が笑っている時に、他の誰かが絶望して、魔女の強化の軽減になっているってこと?」
キュウべぇ「そうだね。軽減されるかどうかはともかく、君たちの希望からマイナスの要因として働くだろうね。いずれ、君たちが絶望しなくても、ワルプルギスはまた襲来する可能性はおおいにある。それは、今までもそうだった。ワルプルギスというのは、絶望の象徴。それはすなわち、魔法少女の絶望を集め、固めたようなものだと想像して貰えればいいだろうね。魔法少女が絶望する度にワルプルギス戦での傷は癒えていく。だけど、ワルプルギスが登場するカウントとしても機能してしまう。次にいつワルプルギスが現れるのかは予測できない。君たちはそう教えると、必死になって他人の事情に食らいついて、絶望させないようにするだろう。でも、そうすると、魔女自体強くなってしまって、結果的に他人なんか助けなければ、君たちも生き延びれたかもしれない。という状況にもなり得るんだよ。」
ほむら「そう。なら一つ質問なのだけど、今までに何回ワルプルギスが出てきて、何回勝利したのかしら?」
キュウべぇ「ワルプルギスが出たのはおよそ50回だろう。勿論、有史以前からカウントしてね。そして、君の質問だと、ワルプルギスに打ち勝った魔法少女ということだろうけど、今までにそんな事例は無かったよ。つまり、なんでもない君たちが初めて倒したんだ。だから、ボクから見てもワルプルギスの出現予測は不可能なんだよ」
マミ「今まで数多の魔法少女が挑んで負けてきたのに、それを私達が?」
杏子「へぇ〜、どっかお偉いお姫様とか因果が強そうな奴が倒してるもんかと思ってたけどな」
ほむら「それは、私のせい…なのかしら」
さやか「え?なんでほむらが?」
ほむら「私が時間を巻き戻し続けてきたからよ。厳密には、平行世界に飛んでいたのだけど。」
さやか「それでも、まどかしか因果の糸に引っ張られないんじゃ…」
ほむら「そんなわけないわ。あなた達も鹿目まどかと密接に関係する間柄。しかも魔法少女。こうも接点が多いと、私のせいで因果が強まるかもしれないわ」
さやか「そんなもんなの…?」
キュウべぇ「ほむらの出す理論は概ねあっているんじゃないかな。たしかに、ほむらという個体は何度も何度も時間を巻き戻してきた。それは、鹿目まどかを助けるという無為な行動のために。」
ほむら「なんですって!?」
キュウべぇ「まあまあ。ボクからして見れば、の話だよ。君のような行為をボクがし
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