『十三話』〜なのはの失敗〜
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俺は少し気になった事を聞いてみた。
「バニングスと月村が盛り上がっている時、蚊帳の外だったよな?何かあったのか?」
「ふぇ!?何でもないよ!私の気のせいだから……そう言えば何のお話だったの?」
「ん?翠屋JFCのキーパーがマネージャーに何か渡すって話――」
内容を話始めたその時、高町の動きが止まる。顔がみるみる青くなって行くのが見えた……
「……何か知っているのか?」
「い、いや別に………」
「そうか?どう見ても何かあr「そうだ!用事があったの忘れてた!!」ちょっt「急いで行かなきゃ!」待っ「それじゃあね!!」」ダダダダダダダダダd………
「………話し聞けよ」
高町は何も聞かずにどこかへ走り去って行った。
[………で、追いかけるか?]
「そうだな、追ってみるか」
ソウルの問いに肯定し高町の走って行った方向にむかって走り始めた。
なのはside
走る、全速力で走る。
息が切れて立ち止まりそうになるけど、止まらない。
急がなければならないから。
「ハァハァ。キーパーの子が持ってたのを見たのに、気のせいだと思って――ゴメンなさい!」
走りながら左肩に乗ったユーノ君に謝る。
翠屋にいた時キーパーの子が店を出ていく時にジュエルシードのようなものを持っていたのが見えた。
最初は気のせいかな?って思ってそのままにしてしまった。
でも翠屋からの帰り道、拓斗君の話しを聞いてそれは間違いだっていうことがわかった。
取り返しのない事をしちゃったっていうことも。
「仕方ないよ!発動前は僕でも分からないんだから!!」
いま、例の2人の住所から逆算した帰り道を辿っている。
「ユーノ君、人がジュエルシードを発動させたらどうなっちゃうの?」
私はユーノ君に問いかける。
「人間の場合は想いとかが強くて、今までの比じゃないよ!」
「そんな!」
それじゃあ間に合わなかったら大変なことに!?
どうしよう、いま二人がどこにいるかもわからないのに見つからなかったら………
「………あ!?なのはあそこ!!」
ユーノ君が指差した方を向くと遥か前にキーパーさんとマネージャーさんを見つけた。
キーパーさんがマネージャーさんにジュエルシードを渡してる!!
「だ、ダメ!!」
急いで走る。
ジュエルシードの光が強くなる。
遠すぎる、ダメ……間に合わない!
――シュン
そのとき、私の後ろから前に向かっ
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