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少年少女の戦極時代
第6話 ガキの本気
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それを使ってくれ」

 後ろに立つ咲の仲間が顔を輝かせ、すでに細かい動作で喜んでいる。

 咲はというと、じっと黒いドライバーを見つめてから、ドライバーを両手で掬うように持ち上げた。
 男の手にも余る大きさのドライバーは、少女の両手からもはみ出していた。

 咲が立ち上がる。一本筋の通った立ち姿は、そこらの大人よりずっと凛としていた。
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