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少年少女の戦極時代
第2話 ヘキサ
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を探そうと顔を上げる。

 すぐに咲たちは見つかったが、今日はいつもと違った。
 いつもはヘキサを手招く彼らなのに、今日はヘキサを認めるなり、咲とトモが立ってこちらにやって来たのだ。

「どうしたの? そのカッコ」

 咲とトモはお揃いのトレーナーを着ていた。六角形に流れ星が入ったピンクのトレーナー。「リトルスターマイン」という刺繍は、明らかに人の手によるもの。

「えへへー。今日からみんなでお揃いにしたの」
「? そうなの?」

 見れば、ナッツとモン太とチューやんも同じトレーナーを着ていた。

「ハイこれ、ヘキサのね」
「え――え?」

 咲がヘキサに差し出したのは、これまたピンクのトレーナー。

「じゃートモ、おきがえよろ〜」
「おけー」

 トモがヘキサを連れていく。ヘキサは何が何やら分からないまま連れられて行くしかなかった。
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