第十六話 廃校鬼ごっこ
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ある階段を使って下の階に下りる。
ナ「おい!あれ何なんだよっ!?」
追いかけてくる幽霊の数はさっきよりも倍に増えた。
シ「エルザ!ここ何階か分かるかっ!?」
エ「たぶん、4階だ。」
ウェ「私達、ずっと校舎内を行ったり来たりしてましたから。」
グ「それは俺達もだ。」
あんなに走り回ってたのに、合流するのにこんなに時間が掛かるとはね・・・
シャ「このまま1階に行けば、外に出られるんじゃないかしら?」
ナ「おしっ!そうと決まったら1階まで逃げ切るぞっ!!」
ナツは更にスピードを上げた。
ハ「ところでルーシィ、何でシンにお姫様抱っこされてるの?」
ル「えっ?」
ハ「もしかして、でぇきてるぅ〜?」
ル「そんなんじゃないからっ!!」
シ「///////////////////」
ちょっと!何で赤くなってるのよっ!?ていうかもう下ろしてぇ〜!!
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ナ「うおおぉぉおぉああぁあああぁぁぁぁぁああぁぁぁっ!!!」
ウェ「ひいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!!」
ハ「ぬぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!!」
4階→3階
グ「ぐおぉぉおおおぉあああぁぁぁぁああああっ!!」
エ「くぅぅぅっ!」
シャ「しつこいわねっ!!」
3階→2階
ル「キャアアアアァアァァァアアアアアァァアアアァァッ!!!」
シ「走れえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」
2階→1階
ふらふらで、汗だくになりながら、私達はやっとの思いで1階に辿り着けた。でも、まだ幽霊達は追ってくる。その時、ずっと一定の速さで私達の事を追いかけていた幽霊達のスピードが急にグゥ〜ンと上がった。
エ「まさか!最初から疲れ切った私達を捕まえる気だったのかっ!?」
グ「ちっ。幽霊なのに随分と冴えてるじゃねぇか。」
ナ「お前等卑怯だぞっ!!」
やっと1階に来たのに〜!!すると、
ウェ「皆さん!あれって!!」
ウェンディの声で前を見ると、私達がここに来る時に通った玄関が見えた。すると、さっきスピードを上げた幽霊達が更に更にスピードをグゥ〜ンと上げた。
シ「まだ速くなるのかっ!?」
ハ「ずるいよぉ〜!」
シャ「テいうか、このままじゃ、捕まっちゃうわよっ!!」
ル「そ、そんな・・・」
出口はもう目と鼻の先なのに・・・!私は足を止めずに目を閉じた。その時、
?「『幽封壁』。」
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