第139話
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そんな取り巻き達の心配など全く気にしていない操祈は最近はずっとそんな事を考えている。
彼女は麻生が常盤台に一時編入した時、麻生の頭の中を覗こうとした。
その際にこの世の地獄を目の当たりにして精神が崩壊しかけた。
しかし、麻生が助けに入る事で何とか自我を保つ事ができ、それ以来麻生に好意を寄せていた。
だが、あの時は今ほど思いを寄せていなかった。
大覇星祭である事件が起こり、そこで麻生に助けられた。
それがきっかけで、操祈は麻生に本当に恋心を抱いてしまった。
それもかなり麻生の事を好いている。
ここ最近、操祈の様子がおかしいのは麻生の事をずっと考えていたからだ。
(恭介さん、どこにいるのかな?)
何度目になるであろう、ため息を吐く。
「よし。」
何か決心したのか、急に立ち上がり店を出て行こうとする。
それを見て、取り巻き達が慌てながらも操祈に聞く。
「じ、女王!?
どこに行くおつもりですか!?」
「どこって、恭介さんを探しに行くんだぞぉ。」
「えっ!?
ちょ、ちょっと!女王!?
待ってください!!」
ロクに理由を説明せずに操祈はお金を払って店を出て行く。
(さてさて、恭介さんはどこにいるのかな〜♪)
操祈は麻生に会う事だけを考えると自然と笑みがこぼれる。
今にもスキップしそうなくらい、楽しそうな雰囲気を出しながら操祈は麻生を探しに行くのだった。
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