無印編
第一話
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純粋に喜ぶウッカリー。だが、ドジラスの目はどこか虚ろだった。そして・・・何と、突然二人を無視して何処かへ歩き出したのである。
「おい、ドジラス!何処へ行くんだ!!」
呼びかけるブラックエクスプレス。だが、ドジラスはと言うと・・・
「お腹・・・いっぱい・・・食べる・・・」
片言な言葉でそう言うだけで、ブラックエクスプレスの声は耳に入っていないようだ。その時・・・突如、金色のエネルギー弾が飛来し、ドジラスに直撃した。
「あばばばばば!?」
エネルギー弾には雷の属性か何かが宿っているのか、ドジラスは痺れる。
「な、何だ!?」
ブラックエクスプレスはエネルギー弾の飛んで来た方向を見る。そこには一人の少女が居た。金髪の髪をツインテールにしており、手には金色の宝石のような物が埋め込まれた黒い機械的な戦斧をもっている。そして、その服装黒いレオタードの水着のような物をベースに、白いスカートにそれを固定する赤いベルト、さらに背中にはマントをつけていた。
「な、何だあの敵役魔法少女みたいなのは!?」
少女の姿を見てブラックエクスプレスが叫ぶ。だが、その声は少女には入っていないようだ。
「うう・・・・」
すると、突然さっきまで痺れていたドジラスが復活した。
「ご〜は〜ん〜・・・」
そして、少女を敵と判断したのか、背中の煙突型キャノン砲を発射する。少女はそれを素早い動きで回避した。そして、着弾した砲弾はと言うと・・・何と地面に大きなクレーターを作ったのだ。
「おお!凄いねドジラス!!」
感心するウッカリー。だが、ドジラスは今度はなんとウッカリー達の方にキャノン砲を向けたのだ。
「ちょっ!ドジラス!?」
「ま、待て!」
二人が呼びかけるが、ドジラスはそれに構わず砲撃を放つ。
「「うわああああああ!!!」」
ブラックエクスプレスとウッカリーは慌ててそれを避けた。だが、ドジラスは構わず砲撃を続ける。
「な、何がどうなっているのだ!?」
ウッカリーと一緒に逃げながらブラックエクスプレスが叫んだ。
すると、砲弾のうち一発が二人への直撃コースに入る。
「「わあああああああ!!?」」
それに思わず悲鳴を上げる二人。だが、その時・・・
〈ディフェンサー〉
先程の金髪少女がバリアのような物でブラック達を守った。
「大丈夫?」
「え?あ、ああ。」
少女に声を掛けられ、ブラックは困惑しながらも返事をする。
「ねえ、ドジラスはどうしちゃったの?」
すると、ウッカリーが少女に聞いた。
「彼はジュエルシードに寄生されています。」
「ジュエルシード?」
「まさか、あの青い宝石か!?」
ウッカリーが
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