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魔法超特急リリカルヒカリアン
無印編
第一話
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そしてのぞみを倒さなければならなかった。彼はドジラスとウッカリーと一緒に居る為に三人に戦いを挑んだ。その結果、セブンとひかりを倒す事に成功するが、のぞみには負けてしまう。だが、ドジラスとウッカリーは懸命に戦うブラックエクスプレスの姿に心打たれ、故郷に帰る事よりも彼と一緒に居る事を選んだのであった。
その後、彼らはJHRで一緒に働かないかと誘われたのだが、『今まで散々迷惑をかけてきたのにそれは出来ない』と自分達の道を歩む事にした。その結果・・・




路頭に迷っていた。




色々な仕事に挑戦したがどれも上手くいかなかった。いや、実際には借金返済時代の経験を活かし上手くやってきたのだが、いつも何らかのトラブルが起きて仕事を失ってしまうのである。

「おやぶ〜ん・・・」

「お腹空いたよお〜」

「そんな事を言っても、お金が無いのだから仕方ないだろうが。」

腹の虫を鳴らしながら言うドジラスとウッカリーに対し、ブラックエクスプレスは低いテンションで答えた。と、その時・・・

「ん?あれは・・・」

ドジラスが道の脇に何か光る物を見つけた。ドジラスは直ぐにそれを拾い上げる。

「親分!これ小銭かと思ったら宝石ですよ!!!」

「本当かドジラス!!!」

ブラックエクスプレスがドジラスの手に握られている青い菱形の宝石を確認した。

「でかしたぞ!その宝石はかなりの価値があるに違い無い!!だから・・・



交番に届けた時の報酬(宝石の価値の5〜10%)は結構な額になるハズだ!!!」



すっかり、小市民になってしまっているブラッチャーだった。

「そうですね!これでやっとお腹いっぱいご飯が食べれます!!」

そうドジラスが言いながら宝石を握る手を振った時だった。何と、宝石が光り出したのである。

「お、おやぶ〜ん!!!」

そして、ドジラスはその光に飲み込まれてしまったのである。

「「ドジラス!!!」」

それを見て思わず叫ぶブラックエクスプレスとウッカリー。だが、少しすると光が収まってきた。そして、二人が見た物は・・・車両形態サイズまで大きくなったドジラスだった。すると、それを見たウッカリーが言った。

「あれ〜?ドジラスいつの間にまたパワーモードになれるようになったの?」

パワーモードとは、一時の間にヒカリアンとブラッチャーが持っていた強化形態の事だ。

「呑気な事を言っている場合か!」

すると、ブラックエクスプレスがウッカリーに怒鳴る。

「これは若しかしたら、あの宝石の力でパワーアップしてしまったのかもしれん。」

「パワーアップ!?凄いじゃん、ドジラス!!」

分析するブラックエクスプレスと、ドジラスのパワーアップに
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