無印編
第一話
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「これは一体・・・?」
不思議な事が連続で起こり、良くわからないといった感じの表情をするのぞみ。他のヒカリアン達も同様だ。
やがて木は完全に消え、光線もどんどん細くなり消えた。すると、光線の当たった場所から青い宝石と男の子と女の子が一人ずつ出て来たのだ。
「危ない!!!」
慌てて、つばさとマックスが落ちて行く二人をキャッチした。
「これは、一体・・・?」
一方、のぞみは空中でフヨフヨと浮いている青い菱形の終盤宝石に手を伸ばそうとした。だが、ひかり隊長が彼の腕を掴んでそれを止める。
「待てのぞみ!おそらくその宝石がこの騒動の原因だ!!下手に触ると何が起こるか分からん!!!」
「す、すみません!」
のぞみは慌てて手を後ろに引っ込めた。
その頃、ヒカリアン達が居る場所から少し離れた場所にあるビルの屋上。ここでは一人の少女と一匹のフェレットが居て慌てていた。
「ど、どうしようユーノ君!!!」
少女の方は白い衣装を身に纏い、手に赤い宝石の着いた金色の機械的な杖を持っている。その姿は魔法少女に見えない事も無い。
彼女は慌てながら足元に居るフェレットに話しかけていた。
「どうしようって・・・あの人(?)達は何なの?」
すると、何とフェレットが喋ったのである。だが、少女にとってこれは当たり前なのか、フェレットの質問に答えた。
「あの人達はヒカリアンって言って、遠い宇宙から来たんだ。」
「と言う事は宇宙人なのかい?」
「そう。それで、今はJHRって言う組織を作って地球の平和を守ってくれてるんだよ。」
「そのJHRと言うのは公共の組織なのかい?」
「ええと・・・鉄道会社でもあるから、そうなんじゃないかな?」
少女のその言葉を聞いてフェレットは慌てた。
「不味いよ!公共の組織に“魔法”の事が知られると大変な事になる!!」
「じゃあ、どうするの?」
「このままどうにかして“ジュエルシード”を回収・・・と行きたい所だけど、それでも魔法の事が知られちゃいそうだし・・・」
これからどうすればいいのか悩むフェレット。その時、少女が叫んだ。
「ユーノ君!ヒカリアンの皆さんがジュエルシードを持って行っちゃうよ!!」
「ええっ!?」
それを聞いてフェレットは空を見るが、ヒカリアン達はもう殆ど見えないくらい遠くに行ってしまった。
さて、皆さんはブラッチャーの“ブラックエクスプレス”、“ドジラス”、そして“ウッカリー”の三人組を覚えているだろうか?
『超特急ヒカリアン』の終盤、上司であるシルバーエクスプレスの手によってドジラスとウッカリーは故郷に帰れる事となったが、ブラックエクスプレスだけはセブンとひかり、
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