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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第四十九話
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、メリアはそれに短刀を奮って弾き、退く。



『…………』


「……っ……ならっ!」


攻撃を弾かれ、傷一つ負わせれないレディアントにメリアは僅かに舌打ちすると、短刀を逆手に持ち体勢を低く構え限界突破《オーバーリミッツ》する。

レディアントはその様子に…『同じように』短刀を逆手に持ち、体勢を低く構えた。



「(っ…まさか…!)……っ…斬…っ!」



レディアントの行動にメリアは一瞬驚くも、その場を一気に踏み出しレディアントへと斬りかかる。






『…………!』


「……あぅっ!」


…だがそれはメリアの思った通り…レディアントもメリアと同じように一瞬でその場を跳び、メリアに斬りかかり…そしてその一撃はメリアの攻撃より早く、メリアの身体を切り裂いた。
メリアはその一撃に、声と共に片膝を着いてしまう。


『…………』


「……っ…強い……」


ただ静かに自分の方を見るレディアントに、メリアは片膝を着いたまま声を漏らす。
メリアは再び短刀を持って立ち上がり構えると、レディアントは再度同じように短刀を構える。



「……苦無も届かない…『瞬斬』も届かない……どうしたら……っ」


自分と同じように構え、自分の攻撃をことごとく無効にするレディアントに思わず俯いてしまうメリア。だがメリアはその後すぐにその考えを切り離すように首を振る。


「……衛司は私の為に一緒に来てくれた…私が強くなりたいって願いを一緒に叶えてくれる為に来てくれた…。…なのに…こんな所で私が諦めたら…私は…自分の為にも…皆の為にも…衛司の為にも…強くなれないっ…!」


自分の方を見るレディアントを真っ直ぐと見、自分の想いを言い短刀を逆手に持ち低く構えるメリア。


「……レディアント…これが私の…本気っ!」


『…………!』


言葉と同時に再度限界突破《オーバーリミッツ》するメリアに、レディアントはそれ対応すべくメリアと同じように短刀を逆手に低く構える。

その瞬間、メリアは――消えた。


『…………!?』


突如目前から消えたメリアに驚き周りを見ますレディアント。
だが周りにメリアの姿は見えず、レディアントは体勢を戻す。
そして……



「……これで…終わり」



『…………!?』


聞こえた声に自分の後ろを振り返るレディアント。そこには短刀を納めるメリアが立っていた。
メリアの言葉の意味にレディアントは自分の身体を見ると、その身体には腹部に一つの切り傷と、『爆』と書かれた札が貼られていた。


「……しいなから貰った『起爆札』…たった一枚でも威力は上々……」



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