スーパーロボット大戦OG外伝
0498話
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構な時間待ちぼうけを食らわされていた筈だが。いや、明確にどのくらいの時間を待たされたというのは無かった……か?
「もしかしてもう戦闘自体が終了しているとかいうオチか?」
もしそうだとしたら、既にソーディアンがヘルゲートの周辺に出現している事になるんだが。
「いえ、現在進行形でまだヘルゲート周辺で戦闘中らしいです」
「そうか。……スレイとムラタを呼び出してくれ」
「了解しました」
艦長が頷き、オペレーターがスレイとムラタへと連絡を取り5分程で2人共ブリッジへとやってくる。
「どうした?」
「多少悪い知らせだ」
スレイにそう返し、艦長席のモニタに表示されている情報を見せてやる。すると……
「なっ!? 核だと!?」
「ふんっ、つまらん選択をするものよ」
スレイが驚愕に顔を歪め、ムラタはくだらないとばかりに吐き捨てる。
「それともう1つ追加だ。既にヘルゲート周辺での戦闘が始まっているらしい」
「そんな! それでは兄様は……っ!?」
「待て」
ブリッジを飛び出ようとしたスレイの腕を捕まえる。
「離せ、アクセル! 兄様があそこにいるんだ。なら私は……」
「落ち着け!」
その華奢な両肩を思い切り掴み、数度揺らす。その衝撃に思わず息を呑んだスレイの顔を強引に俺の方へと向ける。
「いいか。確かに戦闘は始まっているが、それはまだヘルゲート周辺で行われているだけだ。つまり序盤も序盤。ここからならまだ十分に間に合う。それに、お前の兄が乗っているのはハガネだろう? L5戦役、インスペクター事件と2度に渡ってこの世界を救ってきた部隊だ。その戦闘力は共闘したり、あるいは何度か敵対したお前が一番知っているだろう」
「……」
その言葉に、今までの戦いを思い出したのだろう。俺の手を振り払おうとする力が弱まる。
「落ち着いたようだな」
スレイを掴んでいた手を離して尋ねる。
「……ああ。無様な姿を見せたな。もう大丈夫だ。悔しいが、確かに奴等は幾度となくこの地球圏の危機を救ってきたのだ。バルトールに関しても恐らくは大丈夫なのだろう」
「よし。艦長、ヘルゲート到着までの時間は?」
「大体30分といった所ですね。ただし、何度か言いましたがこの艦は……」
「分かっている。武装が心許ないと言うんだろう? その辺は了解しているから、この艦に前線に出ろとは言わない。俺達が出撃したら近くにあるデブリの影にでも隠れていてくれ。その後、俺達が脱出したら合流を」
「はい」
艦長が頷いたのを見て、改めてムラタとスレイへと視線を向ける。
「聞いての通り、ヘルゲートまでは大体30分程だ。2人共準備をしていつでも出撃出来るようにコックピットで待機だ」
「分かった」
「承
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