スーパーロボット大戦OG外伝
0498話
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した訳でもないのだから。
「正式名称はスカルヘッド。こう言えば分かるんじゃないのか?」
「……ああ! 確かうちが作った兵器開発プラントですね。噂でしか聞いた事がありませんでしたが実在していたとは」
納得したというように頷く艦長。スカルヘッド自体が極秘裏に建設された施設だが、それでも人の口を完璧に封じるというのは不可能だ。特にあそこはインスペクターにも占領されていたしな。
「そこがバルトール事件終焉の地となる。そう言う訳で向かってくれ」
「向かうのは構いませんが……このペレグリン級は戦闘に耐えられるかどうか分かりませんよ?」
「その辺は理解している。別にこの艦に戦場に突っ込めなんて言わないさ。あくまでも俺が期待しているのは母艦的な役割のみだ」
「それでしたら」
俺の言葉で安心したのだろう。小さく頷き、スレイから受け取ったディスクをコンピュータに読み込ませてオペレーターへと指示を出す。
「指定の座標には到着まで少し掛かりますので、アクセルさん達は部屋で休んでいて下さい。到着近くなったら呼びますので」
そう言われ、俺達はそれぞれ与えられた個室で休む事になるのだった。
ピー、ピー、ピー。そんな音が聞こえてやがて意識が目覚める。
「ん……」
呟き、周囲を見回し……やがて状況を理解する。そうか、個室で休んでいて眠ってしまったのか。
数度頭を振り、寝起きの頭をはっきりとさせてからしつこく音を鳴らしている原因の通信装置へと手を伸ばす。
「……どうした?」
「すいません、休んでましたか。実は上の方から重要な情報が降りてきたのでお知らせしようと」
モニタに映った艦長が、何処となく所在なさげに呟く。
……この様子を見る限りだと、良い情報って訳じゃなさそうだな。
「スレイとムラタには?」
「……いえ。まずはアクセルさんにお知らせした方がいいかと思いまして」
「分かった。すぐにブリッジに行く」
「はい、お待ちしています」
通信モニタを切り、部屋を出てブリッジへと向かう。
数分もせずにブリッジへと到着すると、俺を出迎えた艦長がモニタの前で手招きをしていた為、そこへと移動する。その、艦長用のモニタに映し出されていた情報は……
「なるほど、そう来たか」
思わず唸る。ハガネとヒリュウ改がヘルゲートを攻略出来ればそれで良し。もし出来なかった場合は核を撃ち込むというものだった。この辺は原作知識と同様なので想定内と言えば想定内なのだが……ハガネにフィリオがいるのを考えるとスレイが荒れるのは間違い無いだろう。
「さらに悪い事に、どうやらヘルゲート周辺での戦闘は既に始まっているらしく」
「……何?」
さすがにそれは予想外だ。確か原作では結
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