暁 〜小説投稿サイト〜
IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第235話】
[4/5]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
ルト? お母さんが片付けておくから貴方は部屋に案内なさいな♪ ……セシリアちゃん、ケーキありがとう〜」
「あ。 ……いいえ、お父様とお母様に喜んでもらえてわたくしも嬉しいですわ……♪」
リビングに現れた母さんが、いつも通りふわふわした言葉遣いでお礼を言うと、セシリアも母さんに喜んでもらえたのが嬉しいのか、胸に手を当てて笑顔を返した。
「うふふ。 じゃあ後はお母さんに任せてねぇ〜。 美冬ちゃん、今日はお寝坊さんだったわねぇ〜」
「し、仕方ないじゃん……。 久しぶりに色々見てたんだもん……」
母さんに指摘されるや真っ赤に顔を染めた美冬。
「未来ちゃん、いらっしゃい♪ 挨拶が遅れてごめんねぇ〜?」
「い、いいえ。 私こそ、急にごめんなさい、お母さん」
「うふふ、良いわよぉ。 お隣なんだし♪」
遅れて母さんが挨拶をしながら、テーブルの上を片付けてるとシャルが――。
「ぼ、僕手伝います――」
「うふふ、シャルちゃんはお客様なんだから気にしないの♪ ほらヒルト、早く部屋へ案内しなさいな♪」
「あぁ。 ……シャル、母さんに任せとけって」
「ぅ、ぅん……」
やはり自分だけ何もしてないのが気になってるのか、眉を下げて困った様に見ていた。
「うふふ。 家に居るときはお母さんしないと、この子達に母親だって事、忘れられちゃうかもしれないから。 また後でシャルちゃん手伝ってくれるかしらぁ?」
「は、はいっ。 ……えへへ」
母さんの手伝いが出来るのが嬉しいのか、笑みを溢すシャル。
「じゃあ行くか。 ……俺の部屋は二階だからな、皆階段に気を付けろよ? 特に未来、たまに足を引っ掻けて落ちそうになった事があるからな」
「うぅ……。 あ、あの時は少し慌ててただけだもん……」
恨みがましい目で見る未来を他所に、俺が先導して階段を上がる。
俺の家の階段は踊り場を経由してから二階に回るので、踊り場には窓が設置されていて、春は暖かな陽射しが射し込む踊り場だ。
……夏は暑いから、たまらないが。
そんな踊り場を経由して直ぐの場所に二つのドアが、その奥に更に二つのドアがある。
「まず、手前のここが俺の部屋でその隣は親父が集めた古今東西のゲームがあるよ。 メジャーからマイナーまで、探せば色々あるかな? んで、奥が美冬の部屋――俺の隣だな。 そしてその向かいの部屋が誰か来たときに泊まれる部屋だな。 俺の友達が泊まるときはそっちか下の客室で泊まるよ。 ……その時は美冬の部屋のドアに電流が流れる仕掛けがあるから、夜這いを働こうとした不届き者は成敗されるって訳だ。 ……まあ、誰も手を出してないがな」
「そ
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ