第十二話 月光校庭のエクスカリバー
[4/16]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
前だろうし。
「行きます!」
無茶苦茶強化して来る籃。殺気が凄まじいことは勘違いだと信じたい。
『人類と人外の境界』種族、妖怪!
がっ!
「ちょっと籃!殺気籠ってるわよ!」
「え?殺る気を出しているだけですよ?」
字が違う!尻尾のキレが凄くいいな!地面に片手をついて逆立ちして、そのまま回転してきた!ちょ!妖力纏うな!危ないよ!まて!爪に妖力籠めるな!鋭利過ぎるだろ!
えっ?なんで尻尾の先に妖力溜めて放とうとしているんですか?
『式輝「狐狸妖怪レーザー」』
やっぱり撃ってきたぁぁぁ!遠慮とか躊躇とか情けとか全くない!
『結界「四重結界」』
途中から弾幕勝負になっているけど気にしない!お決まりの四重結界で九本のそこそこ太いレーザーを防ぐ。
結界系のスペルは、至近距離専用なんだ。那由多結界が異常な射程を誇るだけだ。
だから、ロングレンジのスペルが必要になる。
『深淵「断片達の終焉」』
自分の周りに六つの結晶を作り出し、後輪のように並べ、無数の槍型弾を撃った後に、レーザーを六本同時に放つスペル。
こらそこ、ネ○リム先生とか言わないっ。
とにかく!『境巣「幻想蟲ネスト」』よりも威力があるし、射程もある。(中二病。まあ、仕方ない)
籃は、最初こそ弾いていたが、徐々に物量に押されていき、最後のレーザーは逃げの一手だった。
「いざや散れ。常世咲き裂く怨天の花・・・!」
なんだろう。凄く不穏な詠唱?が聞こえてきた。しかも何処かで聞いたことがある。なんだったっけ?運命だっけ?
『幻毒「彼岸花殺生石」』
猛毒の弾幕が降り注ぐ。空中で花開くように弾け、その猛威は増した。
っち。思い出した。キャス狐さんのスキルじゃねえか。当たったら不味い。あれは呪毒だ。薬品とか自然にある毒とかではなく、任意的に作られた「都合の悪い毒」だ。どんな効果があるかもわからない。
『境符「魅力的な四重結界」』
先ほどの四重結界の上位スペルで自分に降りかかる毒弾を防ぐ。が、若干だが、結界が溶けていた。後で聞いたら、霊力、妖力など、纏めて源力と言うが、それを溶かす毒らしい。四重結界だったら溶けていた。
コノヤロー。Fate繋がりか。玉天崩は止めろよ?
にしても、いい搦め手だな。弾幕ごっこでは使えなさそうだ。俺も弾幕ごっこに使えないスペルがあるけどな!
今は使わない。殺害特化だから。
『航空「八雲エアライン」』
どでかいスキマを開き、そこから飛行機を召喚してぶち当てる、『廃線「ぶらり廃駅下車の旅」』の上位スペルだ。
『創造と破壊の境界』を操って作りました。副産物で、物の『目』を手のひらに移動させて握り潰せるようになりました
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ