第十二話 月光校庭のエクスカリバー
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。
まあ、生徒会長としてはギリギリ及第点かな?偉そうなこと言えるほど生きているわけではないが。
あ、リアスとソーナの年っていくつかな?
「お互いの新人紹介はこれで十分でしょうね。では、私達はこれで失礼します。お昼休みに片付けたい書類がありますから」
「会長ーーいえ、ソーナ・シトリーさん・・・様。これからもよろしくお願いします」
「よ、よろしくお願いします!」
「よろしくお願いするわ」
「ええ、よろしくお願いします。ーーリアス、球技大会が楽しみね」
「えぇ、本当に」
生徒会長は部室を後にした。
「イッセー、アーシア、紫。匙君と仲良くね。他の生徒会メンバーともいずれ改めて悪魔として出会うでしょうけど、同じ学舎で過ごす者同士、ケンカはダメよ?」
俺がケンカするわけがないだろ。さて、俺も教室に戻る。
戻って、幽々子と籃に聞く。
「で、探知はできたかしら?」
二人には、人外、もしくは神器の探知を行ってもらっていた。
「以外と簡単でしたね」
「ちょっと・・・ぼんやりとしかわからなかったわ」
籃は以前からやっていたらしいから、精度が上がったようだ。幽々子は、まあ、一定範囲以内にいることはわかるようにはなっているらしい。
「いいのよ。少しずつで」
どれだけやっても、損にはならないんだから。
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パーン! パーン!
球技大会の開始を告げる花火が空に響く。今日の天気予報は夕方から雨らしい。傘は常備しているから大丈夫だけど。
校庭に設置されたテントのスピーカーからは、忙しなくアナウンスが流れ続ける。
俺と幽々子と籃は一応体操服に着替えて、日陰にいる。部活対抗戦は最後の方だから、一言断って幽々子達の方に来ている。ただ・・・
「幽々子、いくら目立たない場所にいるからって、御菓子食べ過ぎよ。それで何個目よ」
「27個目〜」
おい!と、思わずいいかけてしまった。相変わらず食べるやつだ。その栄養はどこにいってるんだよ。胸か?
「あの、紫さん。私にも一つ・・・」
「わかったわ、籃。ただ、涎出かけてるわよ」
ハッとして急いで口許を拭う籃。やっぱり、幽々子が美味しそうに食べると誘われるよな。
スキマから一口ぐらいにカットされたちょっと甘めの蒸しパンを取り出して籃に渡す。ついでに、飲料水を二人分取り出して二人に渡しておく。脱水症状は危険だからな。
「ありがとうございます」
「ありがと〜」
いえいえ、どういたし
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