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もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
一応能力を使ってる見習い騎士クロエの成長記・14冊目
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鎧が邪魔で・・・)、なんだか大勢の人が集まってた。想定した最悪の事態には至って内容でほっと胸をなでおろす。というか、何故かシグナムさん、赤髪の子、ザフィーラさんが増殖している。
「あの・・・」
「むっ!?何だこの鎧は・・・って、お前はいつぞやの道場で・・・」
ラグネルを持ってない方のシグナムさんがこっちを見てそう言った。つまり、道場で戦ったシグナムさんは今日戦ったシグナムさんとは違う人?なんだろうか。きっと双子さんに違いない。格好もほぼ一緒だし。
「ご無沙汰です」
「あ、ああ・・・それで、その鎧の御仁はいったい?」
僕の魔法です、と言いかけた口を噤む。そういえばこの町では最近この鎧が都市伝説「漆黒ナイト」として徐々に浸透しつつあるのを忘れてた。そこにいるメンバーの何人かが心当たりあり気な顔をしているし、茶髪の女の子と赤毛の子の片割れに至っては目をキラキラさせているような気がする。
幸い鎧は操作する人間はいても中に人は入っていない。中の人などいないのだから子供の夢を壊すわけにもいかないだろう。僕だって夢は見たいしね。
「親しっこく・・・だと思います。助けてくれました」
「はやてっ!はやてっ!本物だぜ本物!!」
「分っとるってヴィータ!流石存在感が違うなぁ・・・あ、サインを!」
「それは事が終わってからよ?はやてちゃんにヴィータちゃん」
「「・・・しょぼーん」」
・・・・・・シャマルさん、ではない。そっくりだけど僕を助けてくれたシャマルさんとは少なくとも別の人だろう。きっと双子さんに違いない。この世の不思議の大体は双子さんで片づけられるのだ。彼女の弱弱しい吐息を思い出すと少し胸が締め付けられる。二人に任せたから大丈夫だとは思うけど、できればさっさと戦いを終らせて様子を無に行きたい所存だ。
それはそれとして・・・いた。目立った怪我もないようだ。もしも怪我してたら家族のみんなに合わせる顔が無いところだった。よかった・・・
「なのは」
「お兄ちゃん!駄目だよ無理しちゃ!?」
「大丈夫・・・漆黒の騎士が僕の代わりに戦ってくれるって」
「えっと・・・貴方が漆黒の騎士さん、ですよね?」
ごめん、操ってるの僕だ。子供達の夢を壊さないために一応頷かせるけど。なのははその巨体に少し尻込みかけるが、意を決したように頭を下げた。
「その、ちゃんとお兄ちゃんを守ってあげてください!私も一緒に守りますから!」
やーいやーい妹に守られてやんのー・・・ぐすん。嘘はつくし妹に心配されるし、僕ってばダメな子だ。こんな調子じゃまた翠屋の手伝いさせられるに違いない。この戦いが終わったら精進して武装探偵でも目指そう。きっと男らしくなれる。とりあえず鎧には首肯してもらった。
「それよりも闇の書だ。どうやら海へ吹き
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