スーパーロボット大戦OG外伝
0497話
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ータの類を保存する。その間にコンピュータでブラックホールエンジンが保存されている場所を検索し……なるほど、地下10階か。さすがにオルレアン研究所とは規模が違うな。タイミング良くデータの吸い出しが終わり、そのディスクを引き抜いた次の瞬間……ブツンッと音を立ててたった今まで俺が使っていたコンピュータの電源が強制的に落とされる。
ちっ、ハッキングプログラムは技術部から最新のものを貰って来たってのに……対応が予想以上に早い。
チラリとステータスを表示すると、現在SPは200弱。まぁ、ブラックホールエンジンの設計データの類も丸ごと入手出来たし現物のある場所も判明した。最低限の利益は出ているからこの辺が退き時だろう。余計な欲を出せばカウンタープログラムの類で保存したデータごと破壊される可能性もあるしな。
そしてこの部屋へと向かって集まって来る気配。10……いや、20はいるな。マオ社には分からない、どんな手段で入って来たのかというのを突き止めようというのだろう。まぁ、マオ社としては当然の考えだが。
そんな風に考えつつ、いつまでもここにいるのもなんなので早速影のゲートを展開。その影へと沈み込んでいくのだった。
「……ここか」
影のゲートから出て、小さく呟く。
俺が現在いるのは、マオ社の地下10階にある一種の保管庫だ。もちろん保管庫とは言ってもただの保管庫ではない。今までマオ社が試行錯誤して作りあげてきた部品や機械の数々が収容されている場所だ。その筋の者、例えばイスルギ重工の技術者だったりしたら全てを投げうってでも入りたいと切望するのは間違い無しの場所だ。当然マオ社の重要機密が眠っているここには最大級に厳重なセキュリティが掛かっており、普通はそうそう入れるような場所ではないのだが……影のゲートを使って入ればそんなのは関係がない。
「ブラックホールエンジンは……SSS-04だな」
周囲を見回し、コンピュータから引き出した情報を頼りに素早く保管されている部品のケースに張られているナンバーを調べていく。本来なら一つ一つ吟味して有用そうな品を空間倉庫で貰っていきたいところなんだが、今の状況ではそんな事をしている余裕は無いから目標の物だけを頂いていこう。
「ここにあるのはD、あっちはC。となるとこの先に進めばよりランクの高い品がある訳だな」
呟き、床を蹴って目標のSSSの棚まで急ぐ。
ちなみに、この保管庫の中にある防犯カメラの類も俺が先程SPブーストを使った一撃で既に破壊されていたりする。スライムに視覚の類があればここに関してはコンピュータで調べるまでもなかったんだが……まぁ、無理を言ってもしょうがない。
「B、A、S、SS……よし、これか」
SSの場所を抜けて先、そこにあるのはまさにマオ社
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