第188話
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しの間だけだ、長く居るつもりはない。」
「・・・・・・ちっ。」
裏の顔の土御門の言葉を聞いて、少し苛立ったように舌打ちをして寮に入って行く。
「やったー!ミサカ、恭介の部屋に入るの初めてなんだ、ってミサカはミサカは恭介より先に部屋を目指してみる!」
「お前、俺の部屋がどこか知らないだろ。」
「おっと、そうだった、ってミサカはミサカは急ブレーキをかけてみる。」
「そう言えば、私も恭介の部屋に入った事ないわね。」
「いい機会だし、入ってみるじゃん?」
「いいんですか!?」
「それを決めるのは俺なんだが。」
「合鍵は持っているんだし、入ってみましょうか。」
前に渡した合鍵を手に持ちながらエレベータのボタンを押す。
自分の意見を無視しされ、部屋を荒らされても困るので彼もついて行く。
その姿を見て、土御門はポツリと呟いた。
「守らないとな。」
「ですね、関係のない方もいらっしゃるようですし。」
彼らも決意を改めてエレベーターに乗る。
階は麻生や上条や土御門のある部屋で停まる。
どうやら話し合いもこの階でするようだ。
(愛穂達に俺の部屋を見せている間に話し合いを終わらせるか。)
既に巻き込んでいるが、これ以上大きくしないように配慮を考えながら自分の部屋のドアノブを掴む。
いつもなら鍵をかけていないが、桔梗がかけるようにきつく言われて以来かけるようにしている。
が、長年の癖でどうしてもドアノブを回してしまう。
すると、鍵は開いていて引っ張るとドアが開いた。
「・・・・・」
もしや、暗部に先回りされたのか?
灯台下暗しと言ったが、絶対ばれない可能性はない。
臨戦態勢を取り、一気にドアを開けると中に素早く乗り込む。
能力で二丁の拳銃を創り出し、中にいるであろう敵に突きつける。
リビングに入った時、隣に気配を感じすぐさま銃口を向ける。
相手も同じように拳銃を持っていて、銃口を向けられていたが。
「一方通行か。」
「ンだ、てめぇか。
暗部の奴らかと勘違いしたじゃねェか。」
「それはこっちのセリフだ、とりあえず。」
「あっ、キョウやん。
先に一方通行や結標とか鍵開けて入って・・・ぶばら!?」
「それをさっさと言え。」
むかついたのでとりあえず土御門を殴った。
「あーっ!こんな所に居た、ってミサカはミサカは突撃しながら抱き着いてみる!」
「ちっ!くっつくんじゃねェ!
離れろォ!」
「大人ぶって、本当は嬉しいんじゃないの?」
「あァ!?
ふざけたこと言ってると額に穴開けるぞ!!」
「照れ隠しね、可愛い所もあるじゃない。」
勝手に姿を消
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