暁 〜小説投稿サイト〜
とある碧空の暴風族(ストームライダー)
新たなる力へ
Trick62_ドスコイ、ドス恋、プッチコニ
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・Tと防具一式を各員の前に置く。
そして旅館の裏側に移動した。

そこには大自然の中に一部だけ切り取ったように100m(メートル)走用のレーンが
整備された状態であった。

「皆さんにやってもらうのは100m走です」

「100m走?」

「はい。100mを一定時間以内に走ってもらいます。

 他のルールして次のものを守ってください。
  1.3日後の朝に試験を行う
  2.A・Tの練習内容は歩く(ウォーク)と走る(ラン)のみとする
  3.練習密度に指定なし。何本でも走ってよい
  4.この練習用コース以外での練習を禁止する
  5.以下のスケジュールに従う
      7:00 起床
      7:30 朝食
      9:00 A・Tを配布 練習
     12:00 昼食
     13:00 練習
     15:00 自由時間
     18:00 A・Tを回収後に自由時間
     19:00 夕食
     20:00 自由時間
     22:00 就寝
  6.小烏丸のメンバーへのアドバイスを求める事を禁止する
  7.能力とA・Tの併用を禁止する

 と、これぐらいですかね」

「ふ〜ん。これと言っておかしい部分はないわね」

信乃のルールを聞き、頭の中で整理する美琴。

「信乃にーさま、『一定時間以内』とはどれぐらいですか、
 とミレイは肝心の部分をあえて話してないであろう箇所に質問をします」

「美玲さんの言うとおり、あえて話していません。そして話すつもりもありません。
 試験直前に話します」

「どこまでが合格か分からないようにしてるの?
 面倒臭いテストですわね。ですがわたくしに掛かればそんなもの意味を持ちませんの。
 常に最善を尽くすだけですから」

「素晴らしいですね、婚后さん。

 では、皆さんのやる気を落とす情報を教えます」

「やる気を」「落とす情報ですか?」

湾内、泡浮が少し怯えたように、言葉を繰り返した。

「はい。

 皆さんに行う試験はの一定時間は 佐天さん、黒妻さんがA・Tを始めて1週間後に
 合格したタイムです。

 1週間かけて出来たタイムを、今日を含めた3日で合格してくださいね」

本日一番のいい笑顔をして信乃は言った。




その後、≪歩く≫(ウォーク)の基本動作、≪走る≫(ラン)について
大事な箇所などを信乃が実際に見せながら教えた。

「はい、今見せるのは1回だけです。あとは皆さんで頑張ってください」

「ちょっと、今の一回だけなの!?」

「はい。

 私は佐天さん達の様子を見てきて、自分用のメニューを実施します。それでは」

スタス
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