暁 〜小説投稿サイト〜
とある碧空の暴風族(ストームライダー)
新たなる力へ
Trick62_ドスコイ、ドス恋、プッチコニ
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3つのA・Tを新しく組み立てた私より遅いとはどういう事なんですかね?」

「まぁまぁ、落ち着いてください」

それから10分後、ようやく7人が来た。

美琴、白井、婚后、湾内、泡浮の5人は常盤台中学の体操着。
美雪と美玲はおそろいのジャージ(薄い赤、薄い黄色)を着ていた。

「デハ、試験ヲ始メマス」

ニコニコしながら信乃は言った。
それに美雪、美琴の2人だけは笑顔の理由を理解してガタガタと震えていた。

美玲は何となく機嫌が悪いのを察しているが、怒った信乃を見た事が無いので
恐怖とまでは感じていない。

残りの4人は信乃の機嫌に全く気付いていなかった。

そんな状況に、震えながらも美琴は手を上げて聞いた。

「あの、信乃にーちゃん、≪試験≫ってのは? 訓練じゃないの?」

「信乃にーちゃん言うな。

 ≪試験≫で間違っていません。これから白井さんを抜いた
 A・T希望の6人には試験を受けてもらいます。

 不合格の方にはA・Tに二度と触れられないので悪しからず」

「え!? 信乃にーちゃん教えてくれるんじゃなかったの!?」

「私は『教えてくれ』という回答に対して、この場所に連れてきただけです。
 教えるとは一言も言っていない」

「それでしたら、足元にあるA・Tは何ですの?」

「試験で使います。

 あ、白井さんは安心してください。
 連絡があった能力強化メニュー、仮ながら作成しました。
 そちらの方は実施します」

「そうですの」

「白井さんは≪ローラーブレード≫とは別のメニューがありますの?」

「ええ。曰く、レベル1のお姉様をレベル3に上げたのは信乃さんの指導の賜物とか。
 それに信乃さんが教えた困難への立ち向かい方が、お姉様の超能力(レベル5)へと
 繋がる努力となったと聞いてますの」

「そ、それは本当ですか、御坂様!」

「湾内さん、御坂さんの能力は、御坂さんの努力の結果です。
 私はそれほど役には立っていないですよ」

「と信乃にーちゃんがいつも言っている。
 だから私も、信乃にーちゃんのおかげだと“勝手”に思っている」

「なんですの・・・こうしてみるとお姉様と信乃さんは似てますのね。
 素直になれない所とか」

「ツンデレなところとか♪」

「「ツンデレ言うな!!」」

((((そっくり・・)))

2人を除いた全員が同じ事を思った。

「オホン! 話を戻します。

 A・Tを教えてほしいと言っているのは美雪、美玲、御坂さん、
 婚后さん、湾内さん、泡浮さんの6人。

 能力開発の特別メニューは白井さん。

 先にA・Tの試験について説明します。着いて来てください」

信乃はA
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