新たなる力へ
Trick62_ドスコイ、ドス恋、プッチコニ
[3/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
をお願いしていますの。
遊び気分でしたら帰った方がよろしいですのよ」
「あら、そうでしたの」
婚后は白井の指摘を適当に流した。
湾内を見れば目を輝せている。泡浮はその姿をフォローする。
以前に比べればましだが高飛車とした態度の婚后。
はぁ〜、ともう一度深いため息をつくが、それは3人は気が付かなかった。
「御三方、確認を取ります。
≪ローラーブレード≫ことA・Tを教えてほしい、ということでよろしいですか?」
語気こそ変わらないが、信乃を良く知る美雪と美琴から見ると平常心ではない事は簡単に分かった。
「「「はい」」」
「了解しました。地獄行キノ車ニオ乗リクダサイ」
「「「え?」」」
ゆったりと執事風に後部席ドアを開いて5人を誘導する様子は、若干ながら3人は恐怖を感じた。
ちなみに美琴は頭を抱えてしゃがみ込んでゴメンナサイと小さく連呼していた。
移動中の車内。
運転席には唯一の免許書を持っている信乃。
助手席には美玲が座っていた。
なお、乗り込む際には婚后が美玲の正体に気付いたり・・・
「あら? そこの方、御坂さんの妹さんでして?」
「!? 2日間、常盤台で信乃にーさまのお手伝いをしていましたが、
気付かれたのは白井さん以来です、とミレイは素直に驚きます」
「髪型や服の雰囲気で印象が変わっていますが、
御坂様とそっくりのお顔をしていますね」
「本当ですわ。気付きませんでした」
「わたくし、人を見る目は確かなつもりですわよ?」
「同じ顔なのは当然です。遺伝子レベ「美玲さん」
とミレイは信乃にーさまに発言を邪魔されてしまいました」
「彼女は西折美玲。戸籍上では私の妹になります。
遺伝子と美玲さんは言ってましたが、同じ血が流れていれ似てもおかしくは無いですね。
同じひいおじい様と、ひいおばあ様の遺伝子を 持ってますから。あと信乃にーさま言うな」
「なるほど。御坂様とはハトコになるんですね。
御坂さんをお姉さまと呼ぶと言う事は中学1年・・・身長は美玲さんの方が
大きいですわね。
あら? 信乃さんの妹さんですか? ですが戸籍上とは?」
「すみません、話すのはちょっと・・・
身内の恥と言いますか、話したくない事がありまして・・」
「も、申し訳ありません! ずうずうしく聞いてしまいました!」
「いえいえ、皆さんが気になさらないのであれば、私も気にしませんよ」
「ありがとうございます。それにしても本当に御坂様にそっくりですね。
婚后さん、すごいですわ」
「私に掛かればこれくらいのこと、チョチョイのチョイですわ」
ほとんどの人が初めて
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ