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IS<インフィニット・ストラトス> 動かした男達
一話 『家族との一時』
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日曜のとあるマンションの一室で…、



「なぁ、やっぱり行くのか、刀奈」

「当り前でしょ、IS動かしたんだから」

「ったく、他人事だと思って…、はぁ」

「他人じゃないわよ、夫婦よ、あ・な・た♪」

そう言って、ベットに座っている俺に向かって抱きついてきた女性、
更識家17代目当主、更識楯無(さらしきたてなし)。本名、更識刀奈(さらしきかたな)。更識家では、当主が『楯無』を受け継ぐことになっている。そして、彼女は俺の――新嶋樹希(にいじまたつき)の婚約者である。
そして、俺が行かなくてはいけないところ、IS学園である。俺は、女性にしか動かせないISを男ながら動かしてしまった。女性にしか動かせないため、IS学園は実質的、女子高になっている。しかし最近、世界初の男操縦者が見つかったから、政府が血眼になって探して約二カ月、俺は二人目の立場になるが、更識家にかくまって貰っていたが、あの駄兎―――(しの)之束(のたば)によって、ばらされた。そして今にいたる。

「大丈夫よ、一夏君だっていることだし」

「ブリュンヒルデの弟かぁ。フラグ建造者で、唐変木なんだよな、刀奈?」

「そーよ、もう三人ぐらいメロメロよ」

「刀奈、お前は平気だよな?」

「大丈夫、樹希一筋よ♪」

「それは、ありがたい話だな」


ピーンポーン、


不意にインターフォンがなった、

「ちょっと待ってね、おぉ、簪と切歌か、入れよ」

「ただいまデース」

「おっ、お邪魔します」

入ってきたのは、更識簪(さらしきかんざし)新嶋切歌(にいじまきりか)。簪は刀奈の妹で、切歌は俺の義妹だ。何で、切歌に義が付いているかって、それは母親の姉ので生まれた子なんだが、その姉が離婚してシングルマザーで頑張ってたんだが、切歌が小六の時に亡くなってしまい、うちが引き取って今の状態になった。つっても、引き取った俺の両親去年事故死しちゃったんだよなぁ。まぁ、そんなこんなで兄妹で頑張って生きてる。あっ、今は、更識家も家族だが。ついでに言っとくが二人は、日本代表候補生だ。ちなみに、刀奈はロシア代表である。

「簪、家族なんだから、ただいまでイイよ」

「そうよ、簪ちゃん」

「うん」

「お姉ちゃん、いつまで兄ちゃんに抱きついているデスか」

「ふふふ、ただいま絶賛樹希ニウム補給中だよ♪」

「ずるいデス!!兄ちゃん二ウム私も補給するです!!」

そう言って、切歌は俺の腹に向かってタックルまがいのことしてきた。まぁ、鍛えてるからそこまで痛くないだろう…、訂正する、鳩尾に頭突きがクリーンヒットした。正直に言おう、痛い…、

「うっ切歌、抱きついてもいいが、タックルは止めてくれ」

「ごっ、ごめんなさ
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