閑話 双紫異変T
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れていないはずだ。あ、もしかして俺の昼食食べたのこいつか?
「霊夢にご飯をご馳走させてくれたでしょう?」
「はあ、霊夢さんの保護者ですか?」
「そんなものよ」
そういえば、そんな立ち位置だったっけ。
「別に良かったんですけどね。この幻想郷の事を色々教えていただいたので、その代価を払っただけですよ」
これは本音だ。別に餌付けしようとなんて思っていない。
「じゃあ、あなたにお願いがあるのだけれど」
「なんですか?」
「私の友達がね、とんでもない大食いなのよ。その人のためにご飯を作ってくれないかしら?」
・・・・・・幽々子にメシを作れと!?なんでだよ!なんでよりにもよって俺なんだよ!しかも断れる訳ないだろが!
「・・・はい・・・分かりました・・・」
「そう、じゃあ早速友達の元へ向かって貰うわ」
ガバァ
スキマが開いた。うん。別に気持ち悪いとかは思わないな。
「ここを通って」
「いいですけど、その友達とやらに話をつけておいてくださいよ」
「わかってるわ」
俺はスキマを通り抜ける。出口は多分、白玉楼だろうな。
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俺は冥界に着いた。って、
「こっからどうすればいいんだよぉ!」
俺は、頂上が見えない階段の前に放り出された。
「なんでその友達とやらの家の前とかにしなかったんですか!」
紫は意地悪。この階段を登るのか。幸いにも、概念障壁は機能しているから、冥界でも特に何があるということもない。気持ち悪いとかない。
「はあ、とりあえず、この階段を登りますか」
前世では千段階段すら苦労した俺だが、さて、どれだけ行けるかねえ。(頂上まで行けないと意味ないぞ)
それ以外にも、注意するべき点はある。辻斬りだ。
いや、正確には魂魄妖夢さんである。みょんめ・・・・・・。頭がお堅いキャラの印象がある妖夢は、不審者をみると斬りかかってくる可能性がある。そういう二次小説を、俺は結構みた。
人の気配に気を配り、俺は階段を上っていく。なかなか頂上に着かんな、おい。
そして俺は、気付いてはいけないであろうことに気付いた。
魂魄妖夢は実は白玉楼で幽々子のメシを作っているわけではない。精々、庭師兼剣術指南兼お使い程度だ。
その他には、専属の幽霊がやっているらしい。俺、別にいなくてもいいのだ。
「はあ、俺の必要性ゼロじゃん。帰ろう。すぐ帰ろう絶対帰ろうさあ帰ろう」
「ダメよ」
「おわぁぁぁぁ!?」
びっくりしたあ!誰ですか!ああ、こ
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